日野町・鵜瀬 ゆりさん(31)
日野町が地域おこし協力隊員を募集しているWebを偶然見つけ、どんな町かと訪れたのが昨年11月、翌年3月には大阪から移住し、協力隊員となりました。
将来、食に携わる仕事に就きたいと思い栄養学部(大学)を専攻。食品会社に勤めWebや広報、商品開発などに関する仕事をしていましたが、より食文化に関わることができ、食材を作る環境のある場所で働きたいと思っていた私にとって、近江日野商人の旧宅(町有形文化財)を活用した「地産地消 食体験レストラン」の企画・運営補助などのトータルコーディネートという職種はまさに探していたものでした。
下見に訪れて感じた日野町は、同じ関西の大阪に住んでいて知らなかったことに驚くほど歴史深く、豊かな文化があり、すっかりファンになりました。
特に、活動することとなる近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」は、江戸から昭和にかけて建てられた立派な邸宅の中に、一年に一度の祭りのためだけに設えられてある「桟敷窓」や、立派な金庫、一つずつ違う釘隠し、電話が各家庭になかった頃につけられた古い電話機、大きな「五口くど」、来客者のために造られたという鳥をモチーフにした美しいステンドグラスのある浴室、本格的な日本庭園が望める広々とした客間、応接用のモダンな洋間など、こんな静かな町にこんな文化的な建物があり、ここに暮らしていた人がいたことに本当に驚いたのを覚えています。
総務省の協力隊募集のキャッチコピーは『地域を変える、力になろう。』でありますが、私自身は地域を変えるという大仰な気持ちでは取り組んでおらず、紹介しきれないほどある日野町の魅力に町内外の方に気づいてもらう役割を担っていこうと思っています。
一緒に活動をしている「日野の伝統料理を継承する会」の方々をはじめ、地域の人々にはとても温かく受け入れていただき、様々なことを教えていただく機会がたくさんあることは、協力隊になれたおかげだと思います。「日野町の協力隊です」というとどんどん魅力を教えていただけるのです。
集まった声を形にして他の方へ届け、日野町って素敵なところだなと思ってもらう活動の軸に、その成果を形にしていきたいと考えています。
近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」での活動は、日野町の伝統料理「鯛そうめん」をはじめとする手作りのお膳を提供しています。(事前ご予約10人以上で一人様2千円~)
また、月に一度、町内や近隣の方にも山中邸に訪れていただくために入館料込千円のふるさとランチを実施ししています。ぜひ一度、山中正吉邸にいらしてください。お待ちしています。






