自治刻刻 この世界の隅々に
雪を蹴って走る近江鉄道は頼もしい。高校・大学時代に大変お世話になりました。近江鉄道は120年前、近江日野商人と明治政府の官僚が彦根から甲南(深川)までの鉄道計画を立案しスタートしました。現在の日野駅舎は100年前に建築された最古級の木造現役駅舎です。この駅舎を未来につなぎ、内部は観光案内所やカフェに活用する近江鉄道日野駅再生プロジェクトが始動、ふるさと納税を活用した寄附の呼びかけに多くのご支援をいただいています。ふるさと納税は住民税所得割の2割以内を自治体に寄附すると2千円を越える額が翌年の住民税等で軽減控除されます。全国に向けてもインターネットで「ガバメントクラウドファンデイング」という方法で発信しています。近江鉄道にゆかりや思い出のある皆さん是非ご協力をお願いします。
クラウドファンデイングという方法は、目的をもった企画を発信し賛同者の寄附によって企画を実施するというものです。今、好評のアニメ映画『この世界の片隅に』もこの方法が活用されました。この映画は、戦前、戦中の広島市や呉市を舞台に普通の女性の戦時下の生活が丁寧に描かれています。戦争を二度と繰り返さないためにこの映画は大切だという思いが広がり多くの寄附が寄せられました。
ところで「戦争を二度と繰り返さない」という誓いのもとで国際連合が設立されました。国連の目的は、「国際の平和及び安全を維持すること」「諸国間の友好関係を発展させること」とあります。アメリカ大統領に就任したトランプ氏は「アメリカ第1主義」を掲げ、自国の「利益」のみに固執する姿勢に世界中から不信と懸念の声が上がっています。これまでから女性や移民への「差別発言」などをしてきたからなおさらです。世界中で格差と貧困が広がる現状の打開こそが急務です。「トランプ現象」を乗り越え、自由で平和な社会を築き「この世界の隅々に」光が当たる国際社会をつくるために力を合わせましょう。






