滋賀報知新聞が入場券プレゼント
◇大津
一九世紀後半にイギリスで活躍し、現代の絵本の基礎をつくった絵本画家、ウォルター・クレインの作品を本格的に紹介する国内初の展覧会「ウォルター・クレインの本の仕事」が二月四日から、県立近代美術館(大津市)で開催される。三月二十六日まで。
画家の息子として生まれたウォルター・クレイン(一八四五―一九一五)は、十三歳の時に西洋木版の工房に入り、デッサンの基礎を学んだ。
その後、多色刷りの木版技術を開発したエドマンド・エヴァンズに才能を見出され、二人は一八六五年にオールカラーのトイ・ブック(簡易なつくりの絵本)を生み出す。
それまでの絵本は表紙のみがカラー印刷で、なかの挿絵ページは手作業による彩色だったので、木版による色刷りは画期的な出来事だった。
クレインは一八七七年以降、トイ・ブックから手を引くが、生涯にわたって、子ども向け、大人向けの挿絵の分野で数々の傑作を生み出す。その一方で、壁紙、テキスタイル、室内装飾などのデザイナーとして、またアーツ・アンド・クラフツ運動の推進者、社会主義活動家、装飾芸術の理論家、教育者、画家として多方面で活躍した。
同展では、クレインのほぼすべての絵本と主要な挿絵の約百四十点を通じて、本の仕事を中心にクレインの芸術を紹介する。またクレインとともに絵本の黄金時代を築いた画家グリーナウェイとコールデコットの作品約四十点もあわせて展示する。
一般千円、高大生六百五十円、小中生四百五十円。月曜休館。ただし、三月二十日(月・祝日)は開館し、翌二十一日に休館する。
また、関連イベントとして、▽記念講演「ウォルター・クレインの絵本―ヴィクトリア時代に現代の絵本の源流をたどる―」(二月十二日午後一時半)正置友子氏(絵本学研究所主宰)▽記念コンサート「ウォルター・クレインに寄せて~マザーグースからオペラまで~」(三月十二日午後二時)▽作品展示の解説(二月五日、十一日、十九日、二十五日の午後一時)▽たいけんびじゅつかん「ドライポイントで風景の絵本をつくろう!」(二月二十六日午前十一時)二月十三日締切、五百円▽「ミニチュア・ツリーハウスをつくろう」(三月十八日午前十一時半)三月六日締切、三百円▽大人のワークショップ「銅版画でサーカスをつくろう」(二月十八日午前十一時)二月六日締切、二千円。
問い合わせと申し込みは同館(077-543-2111)へ。
なお、滋賀報知新聞社は、読者プレゼントとして同展の入場券を抽選でペア五組に進呈する。希望者はハガキに住所、氏名、本紙への批評を記入し、二月三日までに〒520-0044大津市京町四丁目五―二三、滋賀報知新聞社「ウォルター・クレイン展」入場券プレゼント係へ。







