長浜北ロータリークラブ
【長浜】 このほど、長浜北ロータリークラブ(長浜市大島町)の中西恭子会長、押谷小助副会長らが県庁を訪問し、三日月大造知事にネパールで取り組んできた教育環境整備事業が完成したことを報告した。
2015年4月、ネパールで首都カトマンズから北西77キロメートルのガンダキ県ゴルカ郡サウラパニを震源とするマグニチュード7・8と推定される大地震が発生した。ネパール国内で多くの建物が倒壊し、各地で公共インフラも寸断され、死者8000人以上、負傷者2万人以上とされるなど、大きな被害が報じられた。また、ネパール国内の学校のうち7000校が倒壊し、そのうち1000校はネパール政府が復興させ、残りの1000校は海外からの支援で直されたが、いまだ5000校が倒壊したままとなっている。
同クラブでは、同クラブ奨学生として長浜バイオ大学(同市田村町)へ通っていたネパールからの留学生とのつながりがあったことから、独自に復興支援を行うことを決め、バクマティ県シンドゥパルチョーク郡で倒壊した小学校の校舎建設に取り組んできた。
取り組みは5か年計画とし、教育環境を整備し識字率の向上を目指すことを目的に、同郡メラムチのスリー・ゴルメスウォリ・ベイシックスクールで実施した。倒壊した校舎は2棟を新築、倒壊を免れたが損傷の激しかった1棟を改修したほか、クラブOBからの寄付で新品のランドセル160個を寄贈した。さらに震災で山頂にあった貯水タンクが破損し、水が得られない村の人たちのために新たな水道パイプラインの建設も行った。
現地との仲介は公益財団法人アジア協会アジア友の会(大阪市)と連携し、同クラブ会員らも実際に何度も現地へ足を運んで復興支援に取り組んだ結果、11月4日に校舎が完成し、現地で行った校舎贈呈式には駐ネパール特命全権大使の西郷正道氏も出席した。
一連の報告を聞いた三日月知事は「皆さんの取り組みを縁に県もきっかけがあればつなげるようにする。これからも継続的に取り組んでほしい」と感謝の言葉を述べた。
同クラブの押谷副会長は「11月はクラブ創立30周年を兼ねて15人のメンバーがなわとびなどお土産を持って現地を訪ねた。現地の人に温かく迎えられてメンバーも感激した」と述べ、「これからもアジアの支援になる取り組みをしていきたい」としている。






