永源寺地区・家田 俊平さん
2月から東近江市永源寺地区の地域おこし協力隊に着任しました家田俊平です。林業の担い手として、森林整備の促進や森林資源を活用した永源寺地区の活性化が主な任務です。隊員になった理由ときっかけ
私はこれまで自然保護団体に所属し、生物多様性の高い豊かな森を未来に残したいと活動してきました。日本の山林は拡大造林でたくさんのスギ・ヒノキが植えられましたが、木材価格が下がり、整備ができずに放置されている森林もたくさんあります。そういう人工林を伐採して広葉樹を植えるという活動をしてきたのですが、より多くの山林を守っていくためには林業の現場に入り、林業従事者として豊かな森林を造っていくべきだと考えました。こういう考えの自分にとって、地域おこし協力隊は地元の方々をはじめ、様々な立場の人といろんな話をさせていただき、テーマをもって林業の活性化に携われるので、とても魅力的に感じました。
なぜ、東近江市を選んだのか
私が初めて東近江市を訪れたのは昨年の9月でした。田園風景が広がる素敵な場所だというのが第一印象でしたが、居住予定として案内していただいたのは山道を車で40分ほど登ったところで、田園風景の片隅に見えていた山の上でした。
そこは、木地師発祥の地と言われる小椋谷にある君ヶ畑町。一説では林業発祥の地とも言われているそうで、太陽がサンサンと降り注ぐその土地はとても美しく一目で気に入りました。
また、地元の方ともお話をさせて頂きましたが、土砂崩れや山が荒れていくことに心を痛めている方や、広葉樹林化を応援して下さる方もおられました。この様に山林や自然保護に関心を持たれる方が多い東近江市であれば自分の自然保護への考えも理解してもらえるのではないかと考えました。
隊員としての目標や夢
山林を守るためには放置人工林の広葉樹林化だけではなく、林業のやり方自体を考え直すことも必要だと思っています。ここ数年主流になっている大型林業機械を導入した手法は広い道を造らなければならず、豪雨災害の時にその様な道が崩れているというお話も聞きます。
こういう情報を現場の中でより深く学んでいき、人工林として採算がとれる場所は山林に負担をかけない間伐施業を、人工林として維持できない山林は広葉樹林化していくような仕組みを作りたいと思っています。
1年目に取り組みたいこと
1年目はとにかく勉強だと考えています。課題は山のようにありますが、2年目、3年目に現実的に作業を進めて行くためにもしっかり自分の考え方を固めたいと思っています。
そのためには地域の皆様方をはじめ、林業関係者や行政の皆さんなど、様々な立場の人に意見を聞いて、地域に寄り添った林業を実施していきたいです。
また、1年目は地元の森林組合にご協力いただき、研修させていただく予定ですが、現場での知識や経験を一から学んでいき、全国の林業地を見学したり、沢山の林業家の方とも交流を深め、諸先輩方の技術を学ばせて頂きたいと思っています。






