身近な水害リスクを再確認して
【県】 県はこのほど、県内全域の水害リスクを地図上で示した「地先の安全度マップ」を更新し、県ホームページ(https://www.pref.shiga.lg.jp/)上や県内地方機関、土木事務所などで公開を始めた。
同マップは、県が全国で先んじて取り組んでいる流域治水の諸施策「ながす」「ためる」「そなえる」「とどめる」を実施するための基礎情報である想定浸水深を評価し、浸水区域を公表するために活用される。2014年に制定された流域治水条例により、おおむね5年ごとに更新されることになっており、今回、更新版を県下全域で公表した。
従来の水防法に基づく洪水浸水想定区域図は、河川を主体に安全度を表現しているが、実際は家の近くの小さな水路が大きな河川より先に氾濫することも多く、県民が住んでいる場所の安全度とは差異があった。
「地先の安全度マップ」では、県民の暮らす場所(地先)に視点を変え、住んでいる場所や職場がどの程度の雨でどれくらい浸水するのかを表わしている。
また、従来の洪水浸水想定区域図では想定降雨規模を100年に一度と1000年以上に一度の2ケースとして製作されているが、「地先の安全度マップ」では、10年に一度、100年に一度、200年に一度の3ケースで見ることができる。
地先の安全度マップから得られる情報は、浸水警戒区域における建築制限や市街化区域への新規編入にかかる判断など、流域治水施策を推進する上で、重要な基礎情報として利用される。
また、県によると、河川改修や雨水排水事業が進んだことによる安全度の向上については、今回のマップの更新で、「想定浸水深の低減という形で可視化することができた」としている。
定例記者会見で同マップについて紹介した三日月大造知事は「6月16日からは出水期が始まる。新型コロナウイルス対策途上での避難・対策等は非常に難しく、大切だ。県民の皆さんに是非、自宅や職場、工場の水害リスクについて知ってもらい、いざという時どのような行動をしたらよいのか、普段からどのような行動に備えるのか、今一度、この2か月あまりに確認してもらいたい」と呼びかけた。
県ホームページ上での閲覧方法は、〈トップページ〉→〈県民の方〉→〈県土整備〉→〈河川・港湾・流域治水〉とたどった先の〈お知らせ・注意〉を参照すること。







