PCR検査の県内陽性率は1%未満 県は引き続き「3密回避」を呼びかけ
【県】 県はこのほどゴールデンウイーク中の人の動きやこれまでのPCR検査状況などについて取りまとめ、報告した。
◆大型連休の移動状況
県情報政策課がヤフー・データソリューション「DS.INSIGHT」とNTTドコモ「モバイル空間統計」を活用した分析によると、今年のゴールデンウイーク中の来県者の動向は、昨年と比較して約60%減少した。また、今年期間中の来県状況は、連休前までは減少していたが、連休初日に増加に転じ、その後、後半にかけて減少割合が大きくなっている。年代別推移では、休日に0~19歳の訪問者数が増加した。
人が多く集う地点の昨年との比較では、JR草津駅西口で最大約40%減、イオンモール草津で最大約78%減、黒壁スクエアで最大58%減となり、また交通量では琵琶湖大橋で20%以上減となっている。
◆PCR検査の状況
県健康医療福祉部によると、県内でのPCR検査の状況は、3月中は1日に0~17検体の検査で推移していたが、4月に入ると検査数の増加が顕著になり、23日に1日としては最大検査数の84検体を記録した。陽性患者数も継続的に増加し、22日に1日最大数の12人が陽性判明となったが、4月最終週以降は検査数、陽性数ともに減少に転じている。
また、曜日の影響を排して市中感染の発生動向を推察するために行った、濃厚接触者と陰性確認を除く陽性率の7日間の移動平均では、4月上旬に大きく増加し、7日には最大の8%以上を記録したが、14日以降に減少傾向となり、5月1日には0・6%と低い値となっている(表参照)。
◆今後の見通し
大型連休中に県内で新たな感染があったかは、同感染症の潜伏期間が2週間前後であることを考慮すると、今月中旬ごろに判明することになる。県では「県民の一定の行動変容が認められた」としている一方、駐車場の閉鎖を無視して利用した来県者や連休明け早々に営業を再開した遊興施設もあり、県民からは「行政にはきちんと取り締まってほしい」と不安の声も上がっている。また、長期休業に対する事業者への補償や自粛から来るストレスや疲れの蓄積へのケアに早急な対策も求められている。
県では、連休明け以降も特定警戒都道府県に準じた措置を講じ、遊興施設などの休業要請の継続、県をまたいでの移動の自粛、「3密」を回避するなどを呼びかけている。三日月大造知事は「経済活動を段階的に再開しつつ、『滋賀1/5ルール』を守るなど、感染症対策にしっかりと取り組んでほしい」と述べている。







