「戦国ワンダーランド」とこれからの観光
【県】 県が展開している観光キャンペーン「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」が3月7日のフィナーレに向け、盛り上がりを見せている。昨年は新型コロナウイルスの影響で観光面は対応の変化を強いられたが、その中から新たな“滋賀らしい観光の形”のひな型が生まれ、今年以降に発展を見せようとしている。(羽原仁志)
●「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」の効果
同キャンペーンを主導している公益社団法人びわこビジターズビューローによると、現在、放映中のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の関連で、「明智光秀ゆかりの西教寺など大津市坂本地域周辺や、織田信長ゆかりの県立安土城考古博物館など近江八幡市安土町周辺では昨年度と比べて来訪者が大幅に増加」しており、キャンペーン開始から県内の戦国ゆかりの地では大いに盛り上がった。
また、昨年10月~12月初旬にかけ、大津市坂本周辺5か所と明智光秀の出生地とする伝説が残る多賀町佐目でライトアップを行ったところ、県内外から多くの観光客が訪れ、県観光振興局では「密になることを避ける意味でも、県の課題だった夜間観光人口の増加につなげる意味でも、新たなヒントを得た」としている。
●まだ楽しめる「戦国ワンダーランド」
同キャンペーンでまだ楽しめる主な企画は▽「戦国近江謎解きスタンプラリー『戦国宝探し』」(3月7日まで)▽「ひこにゃんといいまちロゲイニング大会~続・戦国ワンダーランド~」(3月7日、14日)▽「歴史リアル謎解きゲーム『謎の城』in長浜城 天下の出世城」(3月31日まで)▽「『安土を歩こう』ぶらり安土まちなか待ち受けガイド」(3月14日までの第2日曜日)――など。びわこビジターズビューローでは「史跡が残る静かな空間・数多くの戦国にまつわるストーリーを安全安心に楽しめるプログラムとしてお届けするので、感染症対策をしっかりしてお越しください」と呼びかけている。参加方法など詳細はキャンペーンホームページ(https://sengoku.biwako-visitors.jp/)を参照すること。
●今年からの県の観光
三日月大造知事は昨年、「2021年は戦国だけでなく、古代から幕末までの歴史や自然、文化も楽しんでもらいたい」と述べた。
県観光振興局によると、今後は一例として聖徳太子没後1400年、最澄没後1200年がある。関連するイベントには県も連携していく方針。さらに、日本遺産として登録されている「琵琶湖と水辺の景観」「六古窯」「忍者」「西国三十三所巡礼」「鉄路」「琵琶湖疏水(そすい)」の6要素も改めてPRしていく。県は「個別にゆったりと見て回れる“滋賀ならではのニューツーリズム”を進めていきたい」としている。







