災害時の協力や環境に配慮した取り組みへ連携
【県】 県はこのほど日産自動車(本社・神奈川県、内田誠社長)、滋賀日産自動車(大津市湖城が丘、酒井雄一郎社長)、日産プリンス滋賀販売(栗東市上鈎、井上勝貴社長)と包括的連携協定を締結した。
同協定は、県と日産グループそれぞれが有する人的・物的資源を有効活用して、災害時の電力供給をはじめとする、地域の一層の活性化と県民サービスの向上などを図ることを目的として結ばれた。県の同様の協定は27社目となる。
同協定では、(1)レジリエンス(注)強化に関すること(2)しがCO2ネットゼロ社会づくりに関すること(3)環境保全に関すること(4)女性活躍社会に関すること(5)スポーツの振興に関すること(6)その他県民サービスの向上に関すること――の6点に関して今後連携していくとしている。具体的な連携事項の例としては、災害時に市町が設置する避難所などへ電気自動車日産リーフを無償貸与し、電力供給に協力することや環境に配慮した電気自動車のPRを行うことなどが挙げられている。
県危機管理センターで行われた協定締結式には県から三日月大造知事らが出席し、日産グループから後藤収・渉外担当理事、酒井社長、井上社長らが出席。双方が協定書へ署名した後、後藤理事が災害発生時に停電となった避難所での日産リーフの働きとして、扇風機を稼働させる、電気ケトルでお湯を沸かし温かい食べ物を提供できるようにする、携帯電話なら最大6000台までの充電が可能など、電池として活用できることなどを紹介し、三日月知事らが実際に給電のデモンストレーションを行った。
同協定について三日月知事は「電気自動車のパイオニアである日産グループと様々な取り組みを一緒に展開できるのは心強い」と述べている。
(注)レジリエンスとは、「回復力」「復元力」などを指す言葉。今協定の場合、災害などから地域社会がいち早く復興できる力といった意味合いも含んでいる。







