日本政策金融公庫
【全県】 日本政策金融公庫大津支店(大津市梅林1)はこのほど、県内の中小企業動向について2020年10―12月期の実績と21年1―3月期、4―6月期の見通しを取りまとめ、公表した。同公庫によると、県内の景況は中小企業、小企業ともに「新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にある」としている。
調査は昨年12月中旬に行われた。中小企業については同公庫取引先の県内84社にアンケート調査を実施、そのうち45社から有効回答があり、有効回答率は53・6%となった。一方、小企業は同公庫取引先の県内90企業にアンケート調査を実施、有効回答数は66企業で有効回答率は73・3%となった。
同調査結果を見ると、県内中小企業の業況判断DIは前期(20年7―9月期)よりマイナス値が縮小したマイナス39・6となった。来期(21年1―3月期)はマイナス54・7、来々期(4―6月期)はマイナス11・9との見通しを立てている。数値上は緩やかな回復傾向にあるように見えるが、同支店では「感染症の波が一時的に弱まった時期での調査結果であり、年末以降からの感染拡大の状況の中、1月下旬現在、厳しい状況は脱せていない」としている。
今期の売上DIは、前期よりマイナス値が縮小し、マイナス45・4となった。来期はマイナス55・5、来々期はプラスに転じる見通し。また、今期の純利益DIは、前期よりマイナス幅が縮小しマイナス20・5となった。来期はマイナス22・7、来々期はマイナス6・5となり、今期と比べてマイナス幅は縮小するとしている。
一方、県内小企業の業況判断DIは前期よりマイナス値が縮小しマイナス40・9となった。業種別にみると、製造業はプラスに転じ、非製造業もマイナス幅が縮小している。
今期の売上DIは、前期よりマイナス幅が縮小しマイナス57・8となった。来期はマイナス64・1となる見通し。今期の採算DI(全業種計)はマイナス30・8で前期よりマイナス幅が縮小した。来期はマイナス幅が拡大しマイナス33・8となる見通しを立てている。
県内では中小企業、小企業ともに今期の主な経営上の問題点として「売上不振、利益減少」に関する回答が7割超を占めているなど、同様の問題解決への意識が高水準で推移している。
同調査に関する問い合わせは、中小企業については同支店中小企業事業(TEL077―524―3825)、小企業については同支店国民生活事業(TEL077―524―1656)へ。






