「信楽焼や県の魅力を一生懸命PR」
【県】 俳優でシンガーソングライターの松下洸平さんがこのほど、「滋賀陶芸大使」に就任した。
「滋賀陶芸大使」は、信楽焼をはじめとする滋賀の陶芸文化の魅力を広く発信し、滋賀県の良さを多くの人に知ってもらうため、このたび県が新しく設けた。
松下さんは2019年、信楽焼の女性陶芸作家・川原喜美子の半生を描いたNHK連続テレビ小説「スカーレット」で主人公の夫で陶芸作家の「十代田八郎」役を演じ、ドラマ放映中は「八さん」の愛称で全国的に親しまれた。
県では、同ドラマで高まった県への関心を一過性のものにしないため、20年に「スカーレットレガシープロジェクト」を打ち出し、県の陶芸文化の発信や骨髄バンク普及への啓発などの取り組みを始めた。同大使もそのうちの一つで、本来、昨年4月に松下さんへ委嘱すべく調整を進めていたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけて延期していた。
先月、県の情報発信拠点「ここ滋賀」(東京都中央区)で松下さんへの同大使委嘱状交付式が行われ、三日月大造知事から委嘱状と記念品の信楽焼のたぬきが贈られた。
三日月知事は「一年越しになったが、陶芸大使の委嘱状を渡せてうれしい」とし「松下さんは(ドラマ内で)土をこねたりろくろを回すシーンも、ご本人が演じておられ、陶芸や滋賀に真摯に向き合う姿に感銘を受けた。これからも滋賀の陶芸に親しんでいただき一緒に陶芸文化を育てていくことができれば」とコメントしている。
松下さんは信楽焼について「どっしりとしていて土を感じられる。持っていると安心するようで、温かみがあるのが特徴。同じ形、同じ大きさのものを作るのは難しかった」と語り、また信楽の印象として「まちを歩いていると、どの家にもたぬきや火鉢が置いてあり、古くから陶芸はこのまちの産業だったということが感じられた。地域をあげて陶芸文化を守っていきたい、という思いをお手伝いできることがとてもうれしい」とし、「滋賀県の陶芸や自然に出会い、役作りをするうえでとても刺激を受けた。信楽焼や滋賀の魅力を一生懸命PRできれば」と述べている。







