県立美術館が年間スケジュール
【大津】 6月27日にリニューアルオープンする県立美術館(大津市)は、年間の企画展、常設展などのスケジュールを発表した。
主なものをみると、最初の企画展「Soft Territory かかわりのあわい」(会期6月27日―8月22日)は、滋賀ゆかりの若手作家によるグループ展。
長浜と高島、東近江の3市で開催したプロジェクトに参加した若手作家9人に、新たに3人を加えた12人が「コミュニケーション」をキーワードに、ガラスや石、糸、写真などの枠にとらわれない表現を展開する。
同時期の常設展「ひらけ!温故知新―重要文化財・桑実寺縁起絵巻を手がかりに―」(同6月27日―8月22日)は、滋賀県が誇る名品のひとつ「桑実寺縁起絵巻」を紹介する。
桑実寺(近江八幡市)は、室町時代、将軍足利義晴(1511―50年)が京の乱を避けて仮幕府を一時置いた寺院。義晴が発願した絵巻のうち、とくに下巻第一段のパノラマ描写は室町絵巻の中でも白眉の出来とされる。
常設展「野口謙蔵生誕120年展」(12月7日―2月20日)では、洋画家・野口謙蔵(1901―1944)の収蔵品と地域に伝わる資料を中心に展示し、近江の風景を愛し、描き続けた謙蔵の作風に触れる。中央の東京を離れ、故郷の蒲生郡(東近江市綺田町)で制作を続けた意味を考えさせられる。
「アール・ブリュット関連企画展(仮)」(1月22日―3月27日)は、保坂健二朗ディレクター(館長)自らが手がける企画展。国内外で知られる澤田真一、東近江市出身の古久保憲満ら注目の作家の作品を紹介。「なぜ人はつくるのか」という根源的な問いを考える。





