びわこ学院大・短大 発! オレンジリボン運動から学ぶ
11月は厚生労働省が定める児童虐待防止推進月間で、児童虐待防止のシンボルマークのオレンジリボンを目にされた方も多いのではないだろうか。教育福祉学部子ども学科榎本ゼミでは、このオレンジリボン運動に取り組んで3年目になる。オレンジリボンを印刷したオリジナルエコバッグに、子どもの足形を押すイベント活動などが評価され、2年連続でオレンジリボン運動の学生全国大会で活動報告をする機会をいただいた。
子育ては親だけでできるものではなく、地域の支えが必要である。しかし、現状では親子は孤立する傾向にある。例えば、子育てひろば全国連絡協議会が平成27年におこなった調査では、自身が生まれ育ったところと別の地域で子育てをしている「アウェイ育児」状態の母親が72%にのぼり、「アウェイ育児」の71%が近所に子どもを預かってくれる人がいないという結果であった。このように多くの親が孤立した中で子育てをしている。そこで、ゼミでは「地域で子育てを支える環境をつくる」ことを目指し、オレンジリボン運動に取り組んでいる。
毎回、子どもの足形を押すイベントは盛り上がり、「かわいい!」と歓声が沸く。学生たちは「自分たちにもできることがあると実感した」と笑顔で感想を語る。イベントで実施した親へのアンケート結果は、「記念になり、うれしい」という意見がもっとも多く、小さな活動を積み重ねる大切さを感じることができている。しかし、中には子育ての大変さが短い言葉でつづられていて、「子育てのしんどさは一目ではわからない」ことに改めて気づく。このような体験は、学生たちの「子どもだけでなく、親も支えられる保育者、教育者になりたい」という気持ちを育んでいる。
コロナ禍で学生の学ぶ環境も子育ての環境もより厳しいものになっている。しかし、このような時だからこそ、学生とともに学び、アイデアを出し合い、地域で子育てを支える環境をつくる実践活動に力を入れたい。
びわこ学院大学・短期大学部
東近江市布施町29






