県立美術館、来年2月20日まで
【全県】 県立美術館(大津市)は、蒲生郡桜川村綺田(現・東近江市)の出身で、画壇から評価されながらも43歳で亡くなるまで、近江の風景を終生愛し、描き続けた洋画家、野口謙蔵(1901―1944)の生誕120年展を開催している。会期は来年2月20日まで。
野口謙蔵は、東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科を卒業すると郷里に戻り、終生近江の風景を描き続けた。当時の風潮として、多くの画家が欧米をめざし、制作に取り組むなかで、その姿勢は特筆すべきものだったと言える。
謙蔵は帝展で3度特選に輝き、1943年には新文展の審査員を務めるなど将来を期待されながらも、病に倒れ43歳の若さでこの世を去った。
南画家の野口小蘋(のぐちしょうひん)(1847―1917)を伯母に持ち、地域の歌壇とも密接な関係を築くなかで、日本画や短歌にも制作の源泉を探り、限られた生涯で瑞々しくも力強い筆致の作品を残した。
代表作「霜の朝」20年ぶり公開
同展では、帝展特選の代表作「霜の朝」(1934、東京国立近代美術館)や、同館収蔵の「梅干」(1929)、「五月の風景」(1934)、絶筆のクレヨン画「喜雨来(きうらい)」(1944、東近江市近江商人博物館)などの絵画作品、直筆の日記(同)など関連資料を展示し、滋賀と謙蔵の関わりにスポットを当てる。
関連イベントは、▽12月18日、来年2月19日、ギャラリートーク 申し込み・同館TEL077―543―2111、▽来年1月23日、講演会「野口謙蔵の蒲生野」田中浩氏(旧蒲生町文化財担当)、山口真有香氏(同館学芸員)、申し込み・同館▽来年2月13日、バスツアー「ふるさと蒲生野を訪ねる」5千円、申し込み・東近江市観光協会TEL0748―29―3920。
休館は毎週月曜(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始(12月23日―1月7日)。一般540円、高校大学生320円。毎週日曜日は「木の家専門店 谷口工務店 フリーサンデー」のため無料。
本紙が入場券を読者プレゼント
なお、本紙は読者プレゼントとして、同展入場券を抽選でペア5組に進呈する。希望者は、メール又はハガキに住所、氏名、本紙の感想を記入し、16日までに〒527―0015東近江市中野町1005(メールshochi3f@yahoo.co.jp)、「野口謙蔵生誕120年展 入場券プレゼント係」へ。当選者の発表は券の発送をもって代える。







