NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放映開始直前
【全県】 9日から今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映が始まる予定だ。平安時代末から鎌倉時代初期が主な舞台となる見込みで、歴史ファンならずとも関心が高まっている。県内でも同時代の史跡や逸話を現代に伝える市町が複数あり、それぞれ「ドラマをより一層深く見られる地域の魅力を再発見して」とPRに動き出している。(羽原仁志)
ドラマをより楽しむ地域の魅力
各市町で情報発信はじまる
期間限定ランチも登場
大津市
平家討伐を目的に入京したが時の権力者との不和により、同市粟津で壮絶な最期を遂げた武将・源義仲の墓所が「義仲寺」(大津市馬場)にある。また、同ドラマの主人公・北条義時が1221年、後鳥羽上皇と争った承久の乱で勝利したことで北条氏が代々、鎌倉幕府の実権を握り続けることになるが、承久の乱最大の舞台が瀬田川にかかる「瀬田の唐橋」(同市唐橋―瀬田1)だったとされる。
公益社団法人びわ湖大津観光協会(大津市御陵町)では「ドラマに関連する場所を随時WEBで紹介していく。大津観光で歴史に思いをはせてほしい」と述べる。
竜王町
平家物語などでは、牛若丸の名で知られる武将・源義経が元服(武士として成人したことを示す儀式)をしたのは「鏡の里」(竜王町鏡)だったとされる。同町には、義経が元服の際に使用したとされるたらいや元服の際に参拝した「鏡神社」が今も残っているほか、毎年、義経を偲ぶ「とがらい祭り」が行われている。
また、義経が元服した3月には、参加者を一般公募し、鎌倉時代の武家の正装姿で古式にのっとって行う「鏡の里元服式」を実施している。同町では「新型コロナウイルス感染症の影響で開催できない年もあったが、これからも受け継いでいきたい」としている。
野洲市
武家として最初に栄華を極めた平氏が最期を迎えたのは同市大篠原だったとされる。壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平氏の大将・平宗盛らが処刑された場所とされ、現地には「平宗盛卿終焉之地」と刻まれた石碑と石仏がまつられている。また、同碑の近くには平家終焉にまつわる逸話が伝わっている。
同市は2月6日、シライシアター野洲(野洲市小篠原)で「平家フォーラム―Ifを奏でる平家物語―」を開催する。平曲の弾き語りや歴史講座、パネルディスカッションを行う。定員400人。詳細は同市商工観光課(TEL077―587―6008)へ。
「鎌倉殿の13人」
同ドラマは、鎌倉幕府2代目執権となった北条義時を主人公に、古代から中世に移り変わる激動の時代を描く。鎌倉幕府では当初、有力御家人による「13人の合議制」をとっていたが、やがてそれぞれが大きなパワーゲームに飲まれていく。
制作・出演は次の通り(カッコ内は役名、敬称略)。脚本・三谷幸喜。制作統括・清水拓哉、尾崎裕和。出演・小栗旬(北条義時)、菅田将暉(源義経)、青木崇高(木曽義仲)、小泉孝太郎(平宗盛)、大泉洋(源頼朝)など。
ドラマの情報は公式ホームページ(https://www.nhk.or.jp/kamakura13/)を参照すること。









