北方少年少女が来県
【県】 北海道根室市で北方領土問題について学び、その認識を広めるために同市から派遣された同市の中学生による「北方少年少女」がこのほど県を訪れ、三日月大造知事と富田博明県議会議長、佐藤健司大津市長、桐田真人大津市議会議長をそれぞれ表敬訪問した。
県では、江戸時代、択捉島に「大日本恵登呂府」の標柱を立てた近藤重蔵氏の終焉の地が高島市にあることなどから、北方領土返還要求運動滋賀県民会議(代表・県議会議長)が中心となって働きかけ、1980年から毎年、根室市内で行われる少年弁論大会で優秀な成績を修めた中学生を代表として県へ迎える交流を継続している。
通算40回目の訪問となった今年度は、根室市立光洋中学校3年の近藤妃香さんと山中嘉乃さん、2年の中澤美緒さん、同市立柏陵中学校2年の大越葉名さんと友常綾伽さん、同市立歯舞学園8年の中村竣介さんの6人が来県した。
北方少年少女らは、知事や市長、各議長を個別に訪ね、石垣雅敏・根室市長からのメッセージを代読、続いて代表者が昨年7月に根室市内で実施された「第46回根室市少年弁論大会」で入賞した作文を披露した。また、生徒らは滋賀県についても学び、行程の中で信楽焼や彦根城、近藤重蔵翁墓所、県立琵琶湖博物館などで体験・見学した。
県庁での表敬訪問では、富田議長に近藤さんが国後島元島民の曾祖母などから聞いて感じた思いを述べ、三日月知事に大越さんが日本人、ロシア人双方にとっての故郷となっている北方領土の今についての思いを述べた。
富田議長は「発表をしてもらったことを議会や教育委員会に伝えて、県民にも広く知ってもらえるようにしたい」と述べ、三日月知事は「根室市長にも手紙を書いてお礼を伝えたいし、今後、根室市と滋賀県が相互に取り組んでいけたら」と期待を語った。
県では今後、27日に富田議長を団長に県民会議のメンバーらが根室市を訪問し、また3月には県で実施している「私たちと北方領土」作文コンクールで優秀な成績を修めた県内の中学生が根室市を表敬訪問し、北方少年少女らと交流する予定となっている。







