「『卒近代』の先にある社会を志向する」
【県】 今年7月に2期目の任期満了を迎える三日月大造知事(50)が14日、3期目に向け次の知事選挙へ出馬する意向を発表した。同知事選への立候補表明は三日月氏が初めて。
三日月知事は開会中の県議会2月定例会本会議の初日に実施した来年度予算案など知事提出議案の説明の最後に「今後の県政運営について」として所信を述べた。
三日月知事は自身の2期およそ8年間を「1期目は県政継承と基盤整備に取り組み、2期目はその基盤を基に新しい政策の種まきに取り組んだ」と振り返り、「一定の道筋を立てることができたのではないか」と評価しつつ「一方で、少子高齢化や気候変動、DX(デジタル・トランスフォーメーション)など大きな変化に近年のコロナ禍も相まって、県が標榜している『健康しが』は足下が揺らいだ状況にある」と述べた。
続けて「グローバル化や中央集権化、市場経済や自由主義、保守化や効率至上主義などを通じて追求してきた経済的な豊かさといった近代的な価値観が大きく変わろうとしていると捉えており、『卒近代』という時代の曲がり角にいるのではないかと強く意識している」とし、「その先にあるのは、誰も犠牲にならない社会、お金やモノの豊かさのみでなく価値や意味に重きを置く社会、より良き自治を求め7世代先まで考えて行動する良き祖先になろうとする社会だ」と述べ「このような社会を志向するため、7月の任期満了に伴う知事選挙で、3期目の新たなチャレンジをする決意を固めた」と語った。また、3期目に向け「持ち前の前向きさと行動力、ガッツを生かし、全身全霊を捧げ、県政を担ってまいる所存」と意気込んだ。
さらに県会後の会見では、「出馬への決断にはぎりぎりまで悩んだ」とした上で「負託していただけるのなら、今までまいた種の開花、結実へ向け、みなさんと一緒につなげていきたい」と改めて語った。また、「3期目には“三日月カラー”をより濃く打ち出すか」と質問されると「2期目に『健康しが』を打ち出し、コロナ禍を経験して思うことは、知事個人の名前を冠した主義主張や政策を言うよりも、滋賀というものをどのように表現し、輝かせ、そして伸ばしていくのかという、三日月カラーというより滋賀カラーをどのように打ち出していくのかが重要。滋賀カラーの照明役や音響役となることが自分の立ち位置としてふさわしいと思う」と答えた。
三日月知事の2期目任期は今年7月19日に満了となる。







