渋滞緩和・産業振興に向け「早期着工」要望
【全県】 国道8号彦根~東近江のバイパス導入計画について、国がこれまで調査した結果としてルート計画案を県や沿線市町に渡す手交式が2月26日、県庁で行われた。県や沿線市町では今後、調査結果を参考に都市計画手続きに着手する。
国道8号彦根~東近江のバイパス導入計画は、2016年から国の計画段階評価が始められ、20年2月27日に米原バイパスから山側に路線を設け、東近江市と近江八幡市の市境付近で本線に合流する約24キロメートルのルート帯案が決定された。国では同ルート帯案について「産業振興の促進」、「渋滞の緩和」、「交通安全の確保」、「観光振興の促進」の全ての政策目標に寄与し、地域への聞き取りで挙がった重視すべき意見にも適していると評価している。
今回の手交式には国土交通省近畿地方整備局、県と彦根市、近江八幡市、東近江市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町のルート帯案沿線7市町の首長らが出席し、バイパス整備事業への思いを語った。
国土交通省近畿地方整備局の東川直正局長は「専門家の助言をもらいながら、安全かつ低コストで、耐雪帯をきっちり設け、できるだけ車両の縦断勾配を緩やかにする、立ち往生がしにくい構造を検討した」と説明した。
一方、三日月大造知事は「国道8号は湖東地域のみならず、滋賀県の産業や観光振興を支える大変重要な路線だが、渋滞や交通事故など多くの問題を抱えてきた」と述べ「県としても沿線市町としっかりと連携して都市計画手続きを進めていくので、国にはできるだけ早期に工事に着手してほしい」と要望した。また、東近江市の小椋正清市長は「今回のルート決定を本当に喜んでいる。これを機にあとはスピードアップして一日も早く実際の工事に着手してもらいたい」と期待を語った。
さらに同日は国道161号大津市北小松~高島市勝野間バイパスの山側ルート計画案の手交式も執り行われた。三日月知事は「どちらも大変需要な路線だ。都市計画手続きをしっかりと進めていく」としている。







