県開催47年ぶりの全国植樹祭
【県】 6月5日に鹿深夢の森(甲賀市甲賀町大久保)を主会場として開催される「第72回全国植樹祭」まで40日を切った。47年ぶりの県開催に向け、県ではこれまで県内全域での気運醸成に取り組んできており、三日月大造知事は「琵琶湖の上流の山の取り組みが持続可能な水資源を共有するきっかけとなっていることを、滋賀から広く発信していきたい」と意気込んでいる。(羽原仁志)
県内全域で盛り上げる気運醸成
各地にサテライト会場や一般植樹会場も
全国植樹祭は、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に、1950年から毎年開催地を変えて実施されている。滋賀県では75年に栗東町(現栗東市)の金勝山で開催して以来、47年ぶり2回目の開催となる。
従来、植樹祭では天皇皇后両陛下のご臨席の下、全国の緑化関係者らによる植樹が実施されるが、今年は新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、両陛下はオンラインでの行幸啓となる。三日月知事は「非常に残念だが、このオンラインでのご臨席を前向きに捉え、歓迎の気持ちを込めておもてなしをしたい」としている。
今回の植樹祭は「木を植えよう びわ湖も緑のしずくから」がテーマ。県ではこれまで、県全域で植樹祭を盛り上げるため、当日植樹される木の苗を各家庭や学校で育てる「苗木のホームステイ」「苗木のスクールステイ」や県全市町を木製モニュメントがめぐり植樹祭をPRする「ビワイチぷらす森づくり事業」と「『木製地球儀』キャラバン」、「やまのこ」事業と連動して子どもたちが制作した壁新聞「みどりのしずく」など、多角的に関連イベントを展開してきた。県植樹祭推進室では「県内では主会場の甲賀市を中心に関心が高まっている。開催日に向け一層の周知を図っていきたい」としている。
植樹祭当日は、式典会場となる鹿深夢の森の他、えきまちテラス(長浜市)、県立琵琶湖博物館(草津市)、忍の里プララ(甲賀市)にサテライト会場を設け、式典の様子を中継配信するほか、木育体験や飲食イベント、苗木の無料配布など会場ごとにこだわりのイベントを予定している。
さらに、式典会場の他、県内外の招待者が比叡山(大津市)、みなくち子どもの森(甲賀市)、市原にこにこの森(東近江市)で植樹を行うほか、当日午前10時~午後3時は、きゃんせの森(米原市)、びわこ地球市民の森(守山市)、森林公園くつきの森(高島市)で誰でも植樹をすることができる。
県では式典リハーサルを実施するなど、本番に向けての調整を念入りに進めている。三日月知事は「昭和の時代の植樹祭は『木を植えて育てる』意味合いが強かったが、令和は『育った木を切り、使い、そしてまた植える』という時代だ。こういったサイクルの機運を高めていく植樹祭にしたい」と述べている。








