持続的な森林づくり提唱
【県】 甲賀市甲賀町大久保の鹿深(かふか)夢の森を主会場に「第72回全国植樹祭」がきょう5日に開催される。滋賀県での開催は47年ぶり2回目で、招待者や関係者、スタッフなど含め3千人規模で実施する。「木を植えよう びわ湖も緑のしずくから」を大会テーマに、大会を通じて滋賀の魅力や琵琶湖と森林とのつながりを生かした取り組みなどを国内外に発信する。
全国植樹祭は、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に、1950年から毎年開催地を変えて実施されている。滋賀県では1975(昭和50)年、「水と緑のふるさとづくり」を掲げ、栗太郡栗東町金勝山(現在の栗東市)で第26回全国植樹祭が開かれた。第72回全国植樹祭が2021年に滋賀県で行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症対策のため、第71回(島根県)が1年延期されたのを受けて今年の開催となった。
47年ぶりの今回、県全域で植樹祭を盛り上げるため、当日植樹される木の苗を各家庭や学校で育てる「苗木のホームステイ」「苗木のスクールステイ」や、県全市町を木製モニュメントがめぐり植樹祭をPRする「ビワイチぷらす森づくり事業」と「『木製地球儀』キャラバン」、「やまのこ」事業と連携して子どもたちが制作した壁新聞「みどりのしずく」など、多角的に関連イベントを展開してきた。
植樹祭当日のきょう、式典会場の鹿深夢の森では、お野立所に設置されたモニターから天皇皇后両陛下がオンラインで出席され、天皇陛下がお言葉を述べられる予定。植樹の「お手植え」や「お手播き」は、滋賀県から種や樹木を取り寄せて東京の御所で行われる。そのほか開催理念を表現した華やかなアトラクションなどが披露され、式典に花を添える。招待者による記念植樹も比叡山(大津市)、みなくち子どもの森(甲賀市)、市原にこにこの森(東近江市)で行われる。
また、えきまちテラス(長浜市)、県立琵琶湖博物館(草津市)、忍の里プララ(甲賀市)にサテライト会場を設け、式典の様子を中継配信するほか、木育体験や飲食イベント、苗木の無料配布など、一般参加できる各会場こだわりのイベントも開催。さらに、びわこ地球市民の森(守山市)、森林公園くつきの森(高島市)、きゃんせの森(米原市)では誰でも植樹が体験できるなど、県民の参加も呼び掛ける。








