昆虫好きの小学4年生、藤田幸喜さん(9)=東近江市平田町=が見つけたのは、コオイムシ(カメムシ目コオイムシ科)という水生昆虫。藤田さんが通う八日市西小学校のビオトープで発見した。
コオイムシはその名の通り、卵を背中に乗せて孵化まで守る生態から「子を背負う虫」が由来であると言われ、卵を背負うのは雄であることから通称昆虫界のイクメンとも呼ばれる。
環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定されているが、県立琵琶湖博物館の学芸員によると、レッドデータブックに記載のない滋賀県では水田に水が入るこの時期は見つかることが比較的多いという。「環境省で準絶滅危惧となる種が滋賀で見つかるのは素晴らしいこと」と話す。最近では水田の肉食昆虫の減少傾向からコオイムシなどが増えているのだそう。
藤田さんが見つけたのは約7メートル四方のビオトープ。同校周辺は豊かな水田が広がっている。父親の英喜さんは「自然が残る地域に子どもたちが興味を持つきっかけになれば」と話す。








