共産公認・小西喜代次氏が決意表明「三日月知事は自民党県政そのものに変質」
【全県】 任期満了に伴う滋賀県知事選挙(22日告示、7月10日投開票)に共産党が公認候補として擁立した新人の小西喜代次氏(72)が8日、県庁で出馬表明の記者会見を開いた。小西氏は「三日月県政は大規模公共事業のために県民の命と暮らしを守る予算を削る冷たい県政」と語り、対決姿勢をあらわにした。(羽原仁志)
集まった記者団に対し、小西氏は「国の悪政から県民の命と暮らしを守る県政を希望する多くの声に応えるため、新しい県政を作っていくと決意した」と立候補を決めた理由を語った。
続けて、同じく今回の知事選に立候補を表明している現職の三日月大造氏への評価を問われると「大戸川上流の甲賀市信楽町出身だが、流域河川の改修で十分なのに三日月知事はより多額の費用がかかるダム建設凍結解除の姿勢を示した」、「昨年10月まで3期甲賀市議を務めてきたが、コロナ禍で市町が取り組んでいる対応に県が重しとなり、市町が十分に機能できない状況があった」、「三日月知事に直接要望したこともあったが、話を聞いた後の反応が何もなかった」などと例を並べ、「三日月知事は8年前、自民党候補者と対する形で立候補して知事になったが、前回の選挙前に自民党が進める大戸川ダム建設凍結解除という踏み絵を経て大きく舵を切った。今は自民党県政そのものに変質している。これは当初、8年前に寄せられた県民の期待を裏切ったということだ」と痛烈に批判し、「県政がそんな状態の中、無投票となるのは見逃せないと考えていたところ、党から公認候補として立候補の要請があり、即断した」と述べた。
小西氏は選挙戦で掲げる重点政策の一つとして「大型公共事業を見直し、県民の暮らし優先の県政にしたい」と語り、「特に大戸川ダム建設については現在の方針を見直す」と述べる。また、新型コロナウイルス感染症対策として「PCR検査の無料化を維持しつつ、高齢者施設などでは特別に定期的に検査することで無症状の感染者を早期に見つけ、感染拡大を防ぐ」などを挙げている。
さらに県が直面している公共交通への交通税導入については「公共交通はその地域の人だけでなく全国誰でも利用可能なのだから、県民だけに負担がかかるのはおかしい。国で議論されるべきだ」と述べる。また、原発については「すぐ廃炉にするべきであり、再稼働などしてはならない」と強く断じた。
記者団からの当選した場合、どのような滋賀県を目指したいかという質問に、小西氏は「憲法の精神が隅々までいきわたり、県民が主人公の滋賀県を目指したい」と答え、「投開票までの限られた期間、一人でも多くの県民に訴え、多くの声を聞いていきたい」と意気込んだ。








