「第55回県政世論調査単純集計〈速報値〉」
【県】 県はこのほど今年実施した「第55回滋賀県政世論調査」の単純集計結果についてとりまとめ、速報値を公表した。それによると、今年度は県民の「県への定住意向」が昨年度から下落、「県に対する誇り」も下落した。
同調査は、県基本構想に則した「満足度」「要望度」や県政の当面する主要課題などをテーマに、県民の意識・意向を調査し、今後の施策や県政運営に反映させるための基礎資料とすることを目的に、毎年実施されている。
今年度は7月11日~8月1日にかけ、県内在住の満18歳以上の個人3000人を対象にアンケート調査が行われた。有効回収数は2034人(有効回収率67・8%)。
公共交通への不満12年連続1位
県に対する誇りも微減傾向
同速報によると、今年度の県への定住意向は「住みつづけたい」が75・5%、「住みつづけたいとは思わない」が19・9%、「どちらともいえない」が4・0%となった。県では、「住みつづけたい」と回答した人の割合が2020年度の80・4%をピークに下落しており、今年度の下落幅は昨年度より拡大した結果となった(グラフ参照)。
また、県に対しての誇りが「あり」と回答した人は全体の76・6%で昨年度の77・9%よりわずかに下落した。
県民生活への満足度を問う設問では、満足度の高い分野として「健康的な日常生活を送れていると感じるか」が全体の79・7%を占め、昨年同様1位。次いで「犯罪や事故が少なく、安全・安心な生活が送れていると感じているか」が72・6%で2位、「農山漁村が持つ美しい風景や生活文化が守られていると感じるか」が66・2%で3位となっている。また、昨年度2位だった「必要な医療サービスを利用できる環境が整っていると感じるか」は今年度4位に下落した。
一方、不満度の高い分野では、「鉄道やバスなどの公共交通が整っていると感じるか」が64・7%で1位、「地球温暖化などへの対応が進んでいると感じるか」が63・1%で2位、「滋賀県の魅力が発信されていると感じるか」が57・7%で3位となった。公共交通への不満度については、12年連続1位となっている。また、昨年度不満度6位だった「農林水産業に魅力を感じるか」が今年度は4位に浮上した。
さらに幸福度について今年度は10点満点中平均6・61点で、昨年度より0・24ポイント減少している。
県では、設問間の相互関係からさらに県民の意識を見える化するクロス集計を行った確定値を取りまとめ、10月中旬頃に報告書を発表する予定で、定例記者会見で同速報値について取り上げた三日月大造知事は「クロス集計したものも踏まえて来年度の施策づくりに取り組んでいく」と述べている。








