【全県】 大津市在住の医師・橋本猛さん(84)が今年6月、長年かけて様々な角度から撮影してきた伊吹山の写真から厳選した100点を収録した写真集「伊吹山が見える風景」(サンライズ出版、税込2970円)を出版した。それを記念し、10月2日~22日に「五先賢の館」(長浜市北野町、水・木曜日と祝日の翌日休館)と11月9日~13日に「大津市生涯学習センター」(大津市本丸町)で同書収録の作品から約40点を集めた写真展を開催する。
橋本さんは1938年、現在の長浜市出身。幼いころから伊吹山を身近に感じる場所で育った。約20年前、趣味でカメラを始め、県内の祭事や風景などを撮るようになった。2014年、伊吹山の山野草をまとめた写真集「伊吹花散歩」(サンライズ出版)を発行してから「より一層、“ふるさとの印である伊吹山”の全姿を記録しておこう」と考え県内各地、岐阜県垂井町などで、伊吹山の姿を追い続けてきた。
今回発行した写真集はそんな橋本さんの思いが込められた一冊となる。なかには、橋本さんが「個人的に最も伊吹山がかっこいい姿」と語る姉川にかかる橋の上から臨む雄大な稜線や、伊吹山を背景に羽ばたくコハクチョウをとらえた写真など、季節ごとの章立てで伊吹山の多彩な表情を収録している。
このほど写真展が迫ったことも踏まえ、県庁で出版記者会見を開いた橋本さんは「湖南ではこんなところからも伊吹山が見えるのか、湖西から湖を間に挟んで見る伊吹山は写真映えするなどいろんな発見があった」と制作時の思いを振り返った。同書には、実は冬場の天気のいい時に限り大津港からも見える伊吹山や高島市の「畑の棚田」から朝日と一緒に浮かび上がる伊吹山なども収録されている。橋本さんは「ふるさととは帰ってくるとホッとできる場所だと思う。自分にとってそれは伊吹山の見える風景だ。本を手に取ってくれた人が伊吹山を見つけてホッとしてもらえるとうれしい」と述べている。
同書は、県内の主な書店やインターネット書店などで販売中。書籍に関する問い合わせはサンライズ出版(0749―22―0627)へ。








