政倫審など、どこ吹く風!?
【全県】 来春の統一地方選に向け自民党県連は22日、選対会議を開き、県議選の1次公認として、現職県議20人のうち引退する富田博明県議(甲賀市選挙区)、細江正人県議(彦根市・犬上郡選挙区)の2人を除いた現職18人と新人の谷口典隆市議1人(同)の計19人を発表した。県議会政治倫理審査会の最中での大野和三郎県議(同)の公認は、波紋を広げている。(石川政実)
30日に前事務局長不正流用調査公表へ
今月中に刑事告訴踏み切る模様
大野氏が県に不当要求をしたとされる問題で、7月から県議会政治倫理審査会(政倫審)の会合が開かれ、年内には報告書がまとまる見込みの中での第1次公認になった。
大岡敏孝同党県連会長は「選対会議では誰からも異論がなく、1次公認を決定した」と述べた。
だが自民党以外の県議会会派や他党は、困惑の表情だった。
チームしが県議団代表の今江政彦県議は「政倫審で大野県議の言動が品位や見識に欠けるかどうか議論している最中だけに、正直驚いた」と述べた。
共産党県議団代表の節木三千代県議は「政倫審で『大野氏は当事者でないか』という委員の質問に答えず、政務活動費を使った高額の県政報告費の説明責任も果たさない中で、公認したことは、まさに自民党そのものの体質が問われている」と批判。
さざなみ倶楽部代表の木沢成人県議は「私がコメントする立場にはないが、年内に政倫審の報告書がまとまると見られるだけに、それが出てから(公認の)手続きをしてもよかったのでは」と述べた。
今期で引退する公明党県議団代表の中村才次郎県議は「県議選大津選挙区では、現職と新人の2人が公認候補として出馬するため、他党について言及できる余裕はない」と疲労困憊気味だ。
社民党県連代表の小坂淑子氏は「大野氏が本当に反省しているなら、自民党公認など求めずに無所属で立つ心意気を見せてほしかった」と残念がる。
一方、自民党県議によれば、同党県連の小島雄一郎前事務局長が、同党県議団の政務活動費の口座や県連の口座などから約4000万円を不正に引き出して私的流用した問題で、同党県連はかねてから弁護士や監査法人に依頼して調査を進めてきたが、この30日に調査結果を公表して、早ければ31日にも刑事告訴に踏み切る模様だ。









