県立芸術劇場びわ湖ホール自信のラインナップ
【大津】 県立芸術劇場びわ湖ホール(大津市打出浜)は、来年3月で任期満了となる沼尻竜典芸術監督のラストスパートを飾る公演を複数予定している。
沼尻芸術監督は同ホール開館時から舞台に携わり、2007年からは2代目芸術監督に就任、プロデュースオペラの公演や「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭」の総合プロデュース、若手音楽家の育成などに力を注いできた。
ラストスパートに向け、同ホールで記者会見を開いた沼尻芸術監督は「びわ湖ホールは自分でキャストを決められるのが特別。オペラを本当の意味で面白いなと思ったのはびわ湖に来てからだ」と語り、「自分自身の企画を通して世の中をいい方向に持っていけないかと考えてきた16年間だった」と振り返った。同ホールの村田和彦館長は「沼尻芸術監督はびわ湖ホールの歴史とともに歩んでこられた。残された大きな足跡に感謝しながら、新しい歴史を作っていきたい」と語った。
沼尻芸術監督による今後の同ホール公演予定は次の通り。以下、文中敬称略。
▽「ロッシーニ作曲オペラ『セビリアの理髪師』」。11月26日、27日。各日午後2時開演。大ホール。沼尻によるオペラセレクション15作目にして最終作。演出は粟國淳、出演は中井亮一、小堀勇介、富岡明子、山下裕賀など。
▽「ジルヴェスター・コンサート2022」。12月31日。午後3時開演。大ホール。恒例の年越しコンサート。打楽器はルガーノ・パーカッション・アンサンブル。コロナ禍で募集できなかった一般公募の合唱団、ファンファーレ隊も3年ぶりに復活する。
▽「オペラへの招待『森は生きている 12の月のすてきなプレゼント』」。2023年1月26日~29日。各日午後2時開演。中ホール。声楽家集団「びわ湖ホール声楽アンサンブル」による名作オペラの紹介。びわ湖ホールのために間奏曲が書き加えられたオリジナル作品で、4年ぶりの上演となる。
▽「ワーグナー作曲『ニュルンベルクのマイスタージンガー』」。3月2日、5日。各日午後1時開演。大ホール。沼尻が手がけたワーグナー作曲作品10作目。ワーグナー作品のみ上演するドイツのバイロイト祝祭劇場の「W10」すべての上演を達成することになる。また、日本では一つの劇場で同じ指揮者が10作品すべてを指揮するのは初の試み。演出は粟國淳、出演は青山貴、妻屋秀和、村上公太、近藤圭など。
▽沼尻竜典×マーラーシリーズ「交響曲第6番イ短調『悲劇的』」。3月19日。午後2時開演。大ホール。同シリーズ第3弾。管弦楽は京都市交響楽団。
各公演のチケット料金など、問い合わせは同ホールチケットセンター(TEL077―523―7136)へ。






