【県】 県は「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料ステム法)」に基づく「グリーンファーマー」を全国で初めて認定した。
同法は、国内の農林水産業の生産力強化や持続可能性の向上を目指し、2021年5月に農林水産省が持続可能な食料システムの構築のために策定した「みどりの食料システム戦略」を実現させるために策定された。内容は化学農薬や化学肥料の使用量低減や農林水産業に伴う温室効果ガスの排出を減らすなどの環境負荷の低減策が中心で、都道府県ごとに同戦略を進めるための基本計画を作成することになっている。
県では、今年10月、市町と共同で同法に基づく全国初の基本計画「滋賀県みどりの食料システム基本計画」を策定。環境負荷の低減に取り組む生産者が作成し、提出された環境負荷低減事業活動実施計画を知事が認定し、認定者を「グリーンファーマー」と呼ぶことなどを盛り込んだ。
「グリーンファーマー」は、同実施計画に従って導入する機械などの税制面での優遇措置や金融上の優遇措置を受けられる。
今回認定されたのは県内で最大規模のオーガニック農業を実践している次の2社。
▽「クサツパイオニアファーム」(草津市、中山欣司代表)鶏糞やもみ殻たい肥、機械除草機の新たな導入などにより、水稲・大麦でのオーガニック栽培面積の拡大を目指す取り組み。▽「中道農園」(野洲市、中道唯幸代表)もみ殻ぼかし肥料や土壌診断を有効に活用し、水稲のオーガニック栽培面積の拡大を目指す取り組み。
定例記者会見で「グリーンファーマー」認定について紹介した三日月大造知事は「全国に先がけて環境負荷低減農業を推進してきた県としては、今回の認定を契機に『グリーンファーマー』を目指す生産者を後押しし、世界農業遺産の中心的な取り組みでもある環境こだわり農業を一層進めていき、その価値を価格やブランド力に反映させて販売促進に取り組んでいきたい」と語った。






