「分権型社会実現に実績を積み重ねていく」
【県】 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県、京都市、大阪市、堺市、神戸市の2府6県4市、計12の地方自治体が連携し、広域的な行政課題に取り組む行政組織「関西広域連合」の3代目連合長としてこのほど三日月大造知事が選出された。連合創設時のメンバー以外の知事が連合長に就任したのは初となる。
関西広域連合は、「関西から新時代をつくる!」をスローガンに「地方分権の受け皿となり、東京一極集中を打破し、双眼構造の日本をつくること」を目的に、日本唯一の府県域を越えた広域自治体として2010年12月に発足して以降、広域防災、広域観光・文化振興、広域産業振興、広域医療、広域環境保全、資格試験・免許等、広域職員研修の7つの広域行政事務を分担しながら運営している。
このたび、2代目連合長を務めた仁坂吉伸・和歌山県知事の連合長任期満了に伴う連合長選挙が実施され、三日月知事が当選した。
連合長としての任期が始まった4日、三日月知事は県庁内放送で職員向けに行っている定例の談話で就任にあたって重視することとして「府県民の安全・安心のために尽くす」と述べ、新型コロナウイルス感染症や連合のエリア内で感染が広がっている鳥インフルエンザ対策などについて、「阪神淡路大震災を経験し、乗り越えてきた関西として、防疫・防災対策に連携して取り組む」と述べた。
さらに、「来年、京都に移転してくる文化庁を広域行政のシンボルとして分権型社会実現への歩みと実績を積み重ねていく」、「25年の大阪・関西万博、27年のワールドマースターズゲームズへ準備を加速させながら、命や健康、自然や文化、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)など、関西の強みや取り組みを世界に発信する」、「琵琶湖を預かる滋賀県の知事として、関西広域連合の『水のつながり』や『水環境』、『生態系サービス』を大事にする」の3点に力を込めて臨むことを改めて表明し、「関西は『一つ』で『一つ一つ』だ。関西広域連合をバージョンアップさせていけるよう、新しいテーマにも積極的に挑んでいきたい」と意気込みを語った。
また、三日月知事は定例記者会見で連合長就任について「世の中に多様な可能性がある中、広域行政の役割がとても重要になってきていると認識している」とし、「重責・大役に緊張するが、誠心誠意努めていきたい」と述べた。
三日月知事の連合長任期は2年となっている。








