小さく生まれた赤ちゃんとその家族の不安軽減に活用
【全県】 県は小さく生まれた赤ちゃんの成長や状況を記入することで成長を感じられる「滋賀県版リトルベビーハンドブック」をこのほど作成した。
同ハンドブックは、「赤ちゃんの成長の見通しが分かりにくい」、「現在配布されている母子健康手帳では記入できない」など、小さく生まれた赤ちゃんの家族が抱える不安や心配を軽減することを目的に、県内で小さく生まれた子供とその家族らのために活動しているリトルベビーサークル「滋賀のCOAYU(こあゆ)」と県などが連携して作成した。現行の母子健康手帳を補完する形で活用できる。
同ハンドブックは、▽身長・体重の発育曲線の目安の記載がなく、各自でメモリを設定して記録できる。▽医療従事者、家族が赤ちゃんの状況について記載することができる。▽先輩家族によるメッセージも掲載。▽「やさしい日本語」で表記しているため、日本語が母国語ではない人も使用できる。▽小児科医など、成長してから関わる専門家が参考にしたい情報を記載できるようになっている――など、経験者らが必要と感じた意見を生かした内容になっており、赤ちゃんの成長とともに様々な記念日を書き込める欄に「はじめてびわ湖にふれた日」など県ならではの項目も設けている。
このほど、「滋賀のCOAYU」の小島かおり代表(多賀町多賀)らが県庁で三日月大造知事を表敬訪問し、完成品のお披露目を行った。ハンドブックに込められた思いなどの話を聞いた三日月知事は「これを使っていろんな理解と支援の輪がもっと広がるように、これからも一緒にやっていきましょう」と述べた。
表敬訪問後、記者団の取材に応じた小島代表は「パパ、ママたちの不安軽減だけでなく、子育てを楽しんでもらえるきっかけになれば」と期待を語った。
同ハンドブックは、県内でNICU(新生児特定集中治療室)のある医療機関や各市町母子保健主管課に置かれ、必要としている人に配布される。








