【大津】 大津市北比良のびわこ成蹊スポーツ大学は今年、開学から20周年を迎えた。同大学の大河正明学長がこのほど県庁で記者会見を開き、これまでの大学の取り組みと2024年度から実施するコース再編で臨む大学の新たな取り組みについて報告した。
同大学は「新しいスポーツ文化の創造のための教育研究に努めること」を理念として03年に開学した。スポーツ学部スポーツ学科を有するスポーツ教育・研究に特化した単科大学として、これまで約4900人の卒業生を輩出。19年度から22年度までは5年連続就職率100%を達成しており、スポーツ関連企業をはじめ、多様な職種で卒業生が活躍している。また、現役の大学生が子どもたちと「運動あそび」を実践する「びわスポキッズプログラム」の取り組みや大学生を中学校部活動の指導者として派遣する取り組みなど、社会連携事業でも関心を広く集めている。
現在、同大学の学科カリキュラムでは、学校スポーツ教育コース、コーチングコース、スポーツビジネスコース、野外・レクリエーションコース、健康・トレーニングコース、生涯スポーツコースの全6コースが設けられ、学生らが専門的な知見を学んでいるが、来年度からはさらに「時代や社会の変化に柔軟に対応し、求められる人材の育成を目指す」ことを目的に、新たに「領域」を設定、より幅広い分野を学びながら専門分野を修得できる体制に編成される。
新たに設けられるのは、▽「コーチング領域」=学校スポーツコース、アスリートコーチングコース、アウトドアスポーツコース▽「マネジメント領域」=スポーツ政策・文化コース、スポーツビジネス・メディアコース、スポーツパフォーマンス分析コース▽「健康・医療学領域」=トレーニング科学コース、健康・スポーツ医科学コース――の3領域8コース。学生らは、1年生時に一般教養を学び、2年生時から自分が学びたい領域やゼミを選択することで、早期に専門的な知見を身に着けられるようになる。特に、近年はプロスポーツ団体の運営・広報やデータ分析に関する求人・求職の需要が高まっており、同大学卒業生が将来、専門性を生かした職種で活躍する姿に益々期待が高まっている。
大河学長は記者会見で「スポーツ単科大学の使命としてスポーツに関わる人材育成に注力しながら地域にさらに根ざした大学を目指していきたい」と期待を語った。






