【県・彦根】 県と彦根市は、推進している彦根城の世界遺産登録に向け、力強く前進し、共に協働して登録を実現することを目的に、新たに協定を締結した。
これまで県と同市は2020年2月、三日月大造知事と大久保貴彦前市長による「彦根城世界遺産登録推進に関する協定」を締結しているが、同協定では、当初22年に国内推薦に選ばれ、24年の世界遺産登録を目標とし、有効期限を24年度末までと設定されていた。
しかし、新型コロナウイルス感染症などの影響で22年度は「佐渡島の金山(新潟県)」が再度国内推薦に選定されたため、当初目標としていた日程の変更が余儀なくされたことから、今回、引き続き県と同市が彦根城世界遺産登録に向けて取り組みを進めていくことを示すことを目的に、彦根城が世界遺産に登録される年までを有効期限とする新たな協定を締結することとなった。
協定の主な内容は前回と大きな変更点はなく「推薦書素案や添付資料の作成、登録推進のための普及啓発、国際的合意形成に関する事業、その他世界遺産登録実現のために必要な事業を協働して実施する」ことを主目的としている。
協定締結式は、彦根城に近接して建てられ、今年度から供用が始まった彦根総合運動公園「平和堂HATOスタジアム」(彦根市松原町)の競技場で行われた。
彦根城を背景に新たな協定書に署名した三日月知事は「盛り上げるための期間をもらったと捉え、様々な取り組みを展開していきたいという思いを込めて新たな協定を結んだ」と述べ「その後の取り組みやまちの発展・強化につながるようにしていきたい」と語った。和田裕行市長は「彦根城が世界遺産登録の暫定リストに掲載されてから30年以上、地域の宝が世界に認められることが悲願となっている」とし「今回の新たな協定を機に、さらに一段ギアを上げて国内推薦を勝ち取れるように、気運醸成に努めていきたい」と改めて意気込んだ。








