「大阪・関西万博」へ障害者の芸術文化推進
【県】 全国47都道府県の知事らによる「共生社会の実現を目指す障がい者の芸術文化活動推進知事連盟」の総会がこのほどWEBを介して開催され、2025年開催の「大阪・関西万博」に向け、取り組みを推進していくことなどが議論された。
同連盟は2016年、東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化プログラムの中で、障害者の芸術文化活動を振興することを目的に、滋賀県をはじめ13都県の知事らによって設立された。その後、残りの道府県も順次参加を表明し、現在、全都道府県が加盟している。
同総会の開会にあたりあいさつした同連盟発起人の一人でもある平井伸治・鳥取県知事は「連盟には47都道府県全部が加盟したが、残念ながら、東京オリ・パラで一つ締めくくった感がある。もう一度、障害者の芸術文化活動を全国で後押するために、我々知事の連盟も総力を結成し、国に対する働きかけやそれぞれの地域での活動を一つにまとめ上げ、『大阪・関西万博』を契機にそれぞれの人が一人ひとり大切な存在として共生する社会を芸術や文化を通して実現できるようになれば」と述べた。
会議には各自治体から知事や担当職員の他、国会の「共生社会の実現を目指す障害者の芸術文化振興議員連盟」事務局長で参議院議員の山本博司氏(公明党)と民間団体「障がい者の文化芸術活動を推進する全国ネットワーク」代表で「全国手をつなぐ育成会連合会」の久保厚子会長も来賓として出席した。
議連の山本事務局長は「『大阪・関西万博』を目指し、議連としても当事者団体ネットワークと知事連盟と三位一体となって障害者の文化芸術推進に全力で取り組む」と述べ、同ネットワークの久保会長は「障害者の文化芸術活動を国、自治体、民間事業者が一体となって推進していることは世界をリードする取り組みとして高い評価を得ている。『大阪・関西万博』はこれらを世界に発信する絶好の機会だ」と述べた。
県庁からWEBを介して出席した三日月大造知事は「県では『文化芸術×共生社会プロジェクト』を展開し、芸術文化と福祉など分野の垣根を越えた関係者の連携や共同、共生社会づくりに向けて、多くの人々に気づきと相互理解を生み出してこられた。万博に向けても夢を持ち、みなさんと力を合わせて取り組みを進めていきたい」と語った。
総会では、(1)東京オリ・パラのレガシーを継承し、全都道府県が連携して障がい者の芸術文化活動を強力に応援していく。(2)大阪・関西万博の機会をとらえて、我が国が世界に誇るべき障がい者の芸術文化を世界各国に発信するため、国と地方、民間団体が一体となって活動を推進していけるよう、必要な財政措置を含めて国に求めていく――の2件が同連盟の総意として決議され、可決された。








