湖南市の「シンコーメタリコン」が将来世代応援企業賞
【湖南】 人口減少に歯止めをかけ、地方への人の流れを作り、東京一極集中型社会を変えることと、独自の発想と実力を持ち、人口減少社会に立ち向かうトップランナーを目指す知事らが地方創生のために行動することを目的に、滋賀県を含めた22県が参画する「日本創生のための将来世代応援知事同盟」が設けている将来世代応援企業表彰で、湖南市吉永の製造業「シンコーメタリコン」が「将来世代応援企業賞」を受賞した。このほど、大津市京町4の県公館で同賞の授賞式が行われ、同企業の立石豊社長が大杉住子副知事から表彰状を受けた後、同企業が取り組んでいる女性活躍や子育て応援支援などの取り組みについて意見交換した。
同表彰は、女性や若者の支援と働き方改革に関し、独自性、先進性のある取り組みを積極的に行っている企業や事業所を表彰し、活動内容を広く紹介することで経済界や社会全体で将来世代を支える意識の醸成と環境づくりの一層の促進を図ることを目的に、毎年実施されている。
同企業では、「人を大切にする経営」をモットーに、社員一人ひとりに寄り添った様々な取り組みを展開しており、安定した新卒採用、低離職率の維持、社員のモチベーションアップを実現している。
特に、独自の休暇制度として、7日間連続で休暇取得する「ドリームセブン」を2015年に制度化、全社員が毎年取得することで、社員のリフレッシュと各職場の技術共有が進み、年齢関係なく互いにフォローし合える風土が根付いている。さらに、17年には「ドリームセブン」とは別に、出産後1年以内で通常の育児休暇とは別の7日間連続男性育児休暇取得制度「イクメンセブン」を制度化、育児サポートを実施している他、育児休暇中も月に一度赤ちゃんとともに出社し、近況報告や育児・職場復帰までの相談を行うことで、子育て社員を応援し、スムーズな職場復帰のサポートも実施している点などが高く評価され、今回の受賞につながった。
立石社長から取り組みを聞いた大杉副知事は「社員一人ひとりの意欲を引き出していると感じた。県として内外に発信して知見を広めていきたい」と述べ、「一緒に取り組んでいきたいので、ぜひ、他社でもできることやヒントを教えてほしい」と今後の活躍に期待を寄せた。
立石社長は「中小企業として目の前のできることを少しずつ進めてきたことが認められて大変うれしい」と受賞を喜び、「今後、育児休暇中の社員をサポートした周りの社員に対する手当ての支給や家で介護をしている社員のサポートになれるような取り組みなども取り入れていきたい」と意気込んだ。






