県内衆議院議員選挙への動向
【全県】 衆議院議員解散総選挙への機運が高まる中、各政党県連でも候補者擁立の動きが加速している。現職を擁する政党は再選へ注力する一方、議席奪取にかける政党も余念なく準備を進める。自公選挙協力はどうなるか、野党共闘の形は、勢いを見せる維新の動きなど、現在の県内動向をまとめた。(羽原仁志)
自公選挙協力は従来通りか
野党共闘の不成立と新勢力の台頭
◆自公の選挙協力は?
自民党は3日、大津市内で県連定例大会を開催し、1区選出の大岡敏孝県連会長(51、4期)、旧2区選出で新2区候補となる上野賢一郎氏(57、5期)、旧3区選出で新3区候補となる武村展英氏(51、4期)、旧4区選出で次選挙から比例代表近畿ブロックに転出する小寺裕雄氏(61、2期)の現職4氏がそれぞれ意気込みやコメントを発し、県連として「現職全員の再選を目指し、常在戦場の構えで臨む」と気勢を上げた。
また、公明党との国政選挙での協力について大岡会長は「滋賀では従来通り」と語る。
しかし、これまでは「選挙区は自民、比例は公明」と呼びかける場面もあり、小寺氏の比例転出に伴う影響はあると予測される。4日、臨時本部会議を開いた公明党県連の清水ひとみ代表は「一緒に頑張っていこうという基本路線は変わらない。具体的な戦い方についてはしっかりと協議をしていく」と述べた。
◆野党共闘の形は?
これまで県では立民、国民、共産、社民の野党4党が協調、選挙区ごとに候補者調整を実施して国政選挙を戦ってきたが、次回は従来通りにまとまらない可能性が強い。
立民と国民は協調路線を形成する方針で、立民は新2区から徳永久志氏(59、1期)、国民は1区から斎藤アレックス氏(37、1期)の現職各氏を擁立。相互に支援する一方、新3区は互いに候補者選定と調整を進めている。選挙戦に向け徳永氏は「広い選挙区なので、私たちの訴え・考えが津々浦々に浸透するよう、懸命に取り組みたい」と語る。
他方、共産は「維新と国民はもはや与党」と断じる。14日、1区に新人の黄野瀬明子氏(40)を擁立したことを発表、他の選挙区でも候補者選定を進めている。同党県委員会の石黒良治委員長は「市民と野党の共闘の形は継続して模索したい。社民とは話をしている。立民は中央が『共産との候補者調整はしない』と言っているが、共産党側から拒むことはない」と述べている。
◆新たな勢力も活発化
4月の統一地方選で躍進した日本維新の会。衆院選では県内全小選挙区に候補者を立てる方針で進めている。県連の河村浩史幹事長は「数多くの希望者が集まっており、調整に時間がかかっている。今月中に一定の発表ができれば」と語る。
また、参政党は5月、1区から新人の片岡真氏(31)を公認することを発表している。







