三日月知事3期目1年を経て
【県】 三日月大造知事がこのほど3期目任期の1年目を経て、これまでの取り組みの振り返りとこれから大事にしたいことについて記者団に語った。
三日月知事は昨年7月10日の県知事選挙で当選し、同月20日から3期目をスタートさせた。
三日月知事はこの1年間の県政について、全庁を上げて子ども施策を推進していくための「滋賀県子ども政策推進本部」を立ち上げたことや県立高等専門学校、県の看護福祉拠点の整備に一歩踏み出せたこと、県の「琵琶湖システム」が世界農業遺産に選ばれたことなどを挙げ、「おおむね着実なスタートが3期目切れたのではないか」と振り返った。
キーワードは「健康」「生産」「歴史」「世界」「正義」
課題はチャンスと捉えて臨んでいく
また、知事選で公約に掲げたうち、「ひとづくり」の面では、困難を抱える子供や世帯への寄り添い、地域づくり人材の育成などに取り組める余地があること、「ひとの健康」では、平均寿命だけでなく健康寿命も伸ばす試みやコロナ禍で顕在化したメンタルヘルスの問題への対応がまだ十分ではないほか、これから大きな課題となる県立病院のあり方や湖北3病院の問題、「社会・経済の健康」の面では、増加している事故・犯罪を減少させる取り組みや多文化共生・人権の問題、「自然の健康」の面では、「やまの健康」の取り組み、木育、県産材の活用など、今後への課題を挙げ、「課題はチャンスと捉えて臨んでいきたい」と語った。
続けて、来年度に向けた施策構築方針として「みんなで描き、ともに創る『健康しが』」を掲げ、施策の柱に「子ども・子ども・子ども」「ひとづくり」「安全・安心の社会基盤と健康づくり」「持続可能な経済・社会づくり」「自然環境や生物多様性の保全・再生」の5点を据え、重点テーマとして「県北部地域の振興」「大阪・関西万博や国スポ・障スポ開催への着実な取り組み推進とレガシーの創出」を推進していくとし、「知事に就任してから10年を迎える。大事にするキーワードは『健康』『生産』『歴史』『世界』『正義』の5つ。様々な課題により着実な対応ができる県庁を作り、あらゆる施策が世界とつながり、世界から選ばれる滋賀県を浸透させていきたい」と意気込んだ。
また三日月知事は今年1月、本紙インタビューに応じた際、「『笑顔でいること』『安心を与えること』『夢を語ること』が知事として求められている姿だと思う」と語っていたことについて、「体現しようとしているが、もっとできるように頑張っていかなければならない」と述べた。
さらに、長年のテーマでもある「卒近代」については、「文化庁の京都への移転や近江鉄道の上下分離など、新たな時代を作っていこうという兆しは出つつある。国から言われるだけではない自治を作り、『新たな時代社会を作れつつあるのではないか』という実感をみんなで持てれば」と語った。







