昨年度県内消費生活相談の状況
【全県】 滋賀県消費生活センターは、昨年度、県内の消費生活相談窓口へ寄せられた消費生活相談の状況を取りまとめ、このほど公表した。
同センターの取りまとめによると、昨年度、寄せられた消費生活相談総件数は1万2284件で前年度から371件増加した。増加の主な要因は、定期購入に関する相談が1034件と前年度より489件増加したことによる。定期購入に関する相談は年々、相談総件数に占める割合が増加している(表参照)。
相談件数を年齢別にみると、70歳代が17・0%と最も多く、次いで50歳代(14・6%)、60歳代(14・2%)、40歳代(11・8%)と続く結果となった。
商品・サービス別では、「化粧品」、「健康食品」の定期購入に関する相談が最も多くを占め、「工事・建築」、「フリーローン・サラ金」も引き続き上位を占めている。
特徴的な相談内容としては、「スマホゲームの広告から初回500円の美容パックを注文したら、実際は初回以降も複数回購入する定期購入で、残り数万円を請求された」などといった化粧品・健康食品などの定期購入に関する相談が40歳代以上で急増した点や「スマホで商品名を検索し、一番上に表示されたサイトで商品を購入、クレジットカードで支払ったが、実態は詐欺サイトで商品が届かなかった」といったインターネット通販に関するトラブルが増加している点を上げている。
また、29歳以下の若者では「脱毛エステの6か月無料体験に申し込んだが、施術後、高額なコースを強引に勧められ、断りきれず8回10万円弱の契約をしてしまった」といった「理美容」に関する相談や、「『たくさんお金を稼ぐ方法』と検索して見つけた『相談に乗るだけで報酬をもらえる』サイトに登録したところ、相談相手に『振り込みエラー』と言われ対応のため登録料や手数料で合計8万9000円を支払ったのに、いまだ報酬は入金されない」といった相談例を挙げている。
一方、65歳以上の高齢者では、「家の排水管を点検するとして来宅した業者から後日、『このままでは床が抜けるかも』と不安をあおられ、追加で多様な商品を勧めてきたので購入したが知り合いの工務店に『効果はない』と言われた」など、「訪問販売」や「電話勧誘販売」に関する相談の割合が高くなっている。
さらに、近年は「SNSで知り合った外国人女性から暗号資産の投資を勧められ、10万円入金したところ利益が出た。続いて『もっと利益が出る』と言われ、100万円を振りこんだが、さらに200万円要求されたので不安になり初期投資の100万円の返金を求めが、投資額が300万円に達しないと次の取引も返金もできないと言われた」など、SNSで知り合った相手からの誘いがきっかけでトラブルに巻き込まれるケースも目立つ。
同センターでは「『困ったな』、『変だな』と思ったらすぐに消費生活相談窓口にご相談を」と呼びかけている。同センターへの問い合わせは平日の午前9時15分~午後4時までの時間帯に(TEL0749―23―0999)へ。







