滋賀医科大学が来年4月に開講
【大津】 県唯一の医科大学である滋賀医科大学は来年4月、県で初となる看護系の博士後期課程(修学年数3年)を大学院医学系研究科看護学専攻に設置する。
このほど同大学の松浦博理事と同大学看護学科の桑田弘美学科長が県庁で記者会見を開き、発表した。
県内でも老年人口の増加や医療資源の不足・偏在などの課題が顕在化しており、病院と地域を繋ぐ看護管理体制の構築と優秀な看護系人材の県外流出への対応が同大学にも要望として寄せられている。
この度設置される博士後期課程では(1)多様な健康課題を抱える対象者を生涯発達する人として捉えることができ、看護実践に視座した看護学研究を遂行し、その成果を学術的に発信すると同時に看護実践へ還元することができる人材(2)看護の対象者である個人の健康を環境との相互作用を含めて理解し、コミュニティケアと看護管理の視点から、健康課題の解決に向けた持続可能なケアシステムの創成を探求する研究を推進し、その成果を社会へ実装できる人材――の2点を養成の目標とし、「障害発達看護実践部門」と「ケアシステム創成看護科学部門」の2部門を設ける。
入学定員は3人で、修了すると博士(看護学)の学位が授与される。また、同過程設置に伴い、これまでの修士課程は博士前期課程に名称を変更する。
同大学では「博士後期課程を設置することで、優秀な人材の県外流出を食い止めるとともに、複雑化・多様化しつつある人の生涯にわたる健康課題に対応できる看護実践について、学術的理論に基づき、より科学的にけん引できる人材の育成に力を注ぎ、滋賀県の看護力向上に寄与したい」としている。
同課程は来年1月に募集要項を発行し、3月に学力試験などを実施する予定としている。






