大切で有限な水資源に思いをはせて
【県】 琵琶湖の水位低下に注目が集まっている。県は11月27日、琵琶湖の水位がマイナス65センチメートルまで低下し、「さらに水位が低下するおそれがある」として関係部局の幹部級職員らをメンバーとする「滋賀県水位低下連絡調整会議」(議長・三輪啓司土木交通部長)を設置し、必要な情報収集を開始した。同会議は最低水位マイナス69センチメートルとなった2021年11月17日~12月27日に設置されて以来、およそ2年ぶりの設置となる。
県によると、平年値であればこの時期の琵琶湖は基準水位よりマイナス約40センチメートル程度で、翌年4月頃までかけて少しずつ基準水位近くまで上昇する。
しかし、今年は秋にまとまった降雨がなかったことなどから過去の渇水年と似たような水位変遷となった。
渇水年でも12月以降は例年、水位は上昇していく傾向にあるものの、今年11月27日時点での水位低下傾向が継続した場合、国主催の「琵琶湖・淀川渇水対策会議」で取水制限が検討される目安となるマイナス90センチメートルに至るのは来年1月中旬頃になると予測されている。
今月1日午前6時現在、琵琶湖の水位はマイナス67センチメートル。県では現状の確認と影響の調査を行う一方、今後の対応として、マイナス75センチメートル以下になった場合に副知事を本部長とする「渇水対策本部」を設置、さらに、マイナス90センチメートル以下に低下するおそれがある場合は知事を本部長とする「(仮称)渇水緊急対策本部」へ移行し、体制を強化する。
定例記者会見で琵琶湖の水位について触れた三日月大造知事は「今回の影響調査の結果については、取りまとめ次第、県民にお知らせする」とし、「有限な水資源に思いをはせ、大切に水を使ってほしい」と述べた。また、下流の他府県に対しても「いろいろな機会を通じて伝えていく」と語った。
琵琶湖ではこれまで過去最低水位のマイナス123センチメートルまで水位低下した1994年に第3次まで、マイナス97センチメートルまで低下した2000年とマイナス94センチメートルまで低下した02年に各第1次まで取水制限が行われた。
県ではホームページ(https://www.pref.shiga.lg.jp/)で毎日の琵琶湖水位の情報を発信している。







