第3回「ふるさと新聞アワード」贈呈式
【全国】 全国各地で発行されている地域紙の優れた記事を表彰する第3回「ふるさと新聞アワード」の贈呈式がこのほど、東京都内で開かれた。
ふるさと新聞アワードは活字文化推進事業を展開する文化通信社が主催。全国各地の社会・経済・文化の発展および活字文化を守るため、主に市町村エリア向けに新聞を発行している地域紙を応援しようと設立された。毎年全国各地の地域紙からエントリーを募り、「ふるさと」に関連するユニークかつ優れた記事を顕彰している。
ユニークかつ優れた地域紙の記事を顕彰
第3回を迎えた今回は全国の地域紙から約200の記事がエントリーされ、文化通信社内の一次選考を経て、5人の外部審査員(歴史家・作家の加来耕三氏、放送作家・脚本家の小山薫堂氏、ディスカバー・ジャパン代表取締役の高橋俊宏氏、中川政七商店会長の中川政七氏、温泉エッセイストの山崎まゆみ氏)が最終選考を行った。
審査の結果、グランプリには熊野新聞(和歌山県)の記事「嗚呼壮絶かな、観光合戦!!」が輝き、「ひと」部門の最優秀賞に滋賀報知新聞社の「ガリ版発祥の地に移住」(矢尻佳澄記者)が選ばれた。
本紙の「ガリ版発祥の地に移住」は、今年1月の正月特集企画の一つで、謄写版の歴史文化を伝承するため熊本県から東近江市に移住し、謄写版で美術孔版画を手がける佐藤勝英・寿栄夫妻をインタビューした。紙面では、佐藤夫妻の歩みや高度な多色刷りを駆使した作品、謄写版文化の伝承活動を、丁寧な記事と色鮮やかな紙面で紹介。作り手の思いが美しい色彩をつくる謄写版の魅力を伝えた。
そのほかの最優秀賞には丹波新聞(兵庫県)の記事「柏原藩陣屋の秘密穴 藩主の抜け道伝説」(「もの」部門)が選出された。
贈呈式であいさつに立った文化通信社の山口健代表取締役は「地域紙がその地域でしか読まれていないなんてもったいない、もっともっと光を当てるべきだという気持ちでアワードを設立した。これからは地域紙も連携していかなければならないし、そのための取り組みも進めている。地域紙は非常に大きな可能性をもっている。それを伝えるためにも、このアワードをこれからも継続していきたい」と語っていた。







