第2回ごみゼロ・カーボンゼロ研究コンクールin滋賀
【全県】 県内の子どもたちによる環境問題解決につながる研究成果を募った「第2回ごみゼロ・カーボンゼロ研究コンクールin滋賀」(同コンクール実行委員会主催)の表彰式がこのほど草津市大路2のキラリエ草津で開かれた。
同コンクールは、子どもたちに循環型社会について考えてもらうことを目的に資源循環関係企業らが実行委員会を結成、昨年初めて開催された。
昨年は県内の小学生が対象だったが、2回目となった今年は県内中学生まで対象を広げた。また地球温暖化の原因の一つとされる二酸化炭素排出を抑制していくカーンボンゼロ社会に向けたテーマも新たに前面に打ち出し、9月に研究成果を募集した。
その結果、県内各地から「身近な地域でゴミ拾いを実践した」、「廃材リサイクルで玩具やインテリアを作った」、「家庭のフードロス対策レシピを考えた」、「ミミズの土と野菜の生育について調べた」、「琵琶湖岸のマイクロプラスチックについて調査した」など多様な研究・実践を取りまとめた成果約20件が集まった。実行委ではそれらを審査し、最優秀賞1点、優秀賞9点を選出した。
表彰式では、参加した児童・生徒らと付き添いで来場した家族が一緒に世界や日常生活のごみ問題に関するクイズに挑戦したあと、今年最優秀賞を受賞した同市立老上小学校5年生の河合美優さんが研究成果を発表。続いて各賞の受賞者に表彰状が贈られた。
河合さんは今回、夏休みの自由研究として取り組んだ「わたしのマイクロプラスチックストーリー」で最優秀賞となった。海外で脱炭素社会に向けて子どもたちが取り組んでいる様子に関心を持った河合さんは、独自に身近な地域で調査を実施。プラスチックの歴史や製造方法、環境への影響などについて資料をまとめ、その中で近年、海洋で大きな問題となっているマイクロプラスチックについて琵琶湖にも存在するのかをテーマに、存在するのであれば、川の上流域、中流域、下流域、湖岸の順に数が多くなっているのではないかと仮説を立て、現地調査を実施、仮説を実証した。さらに、プラスチックをまったく使わない生活にも挑戦。一日かけて行う予定だったが、日常生活にはプラスチック製品が多く、プラスチックゼロ生活は半日で断念せざるを得なかった体験なども併記し、資料も添付したA4サイズ用紙40枚以上の研究レポートにまとめた。
表彰式後、本紙の取材に「受賞できると思っていなかったのでうれしい」と喜びを述べ、「自由研究の成果を見た人がマイクロプラスチックについて考え、みんなが身近にごみの分別やポイ捨てに気を付けるようになれば」と語った。また、付き添いで来場していた母の由美恵さんは「研究を通して子どもたちはいろいろな気づきがあった。今後、身近な暮らしや学びに生かしてほしい」と期待を語っていた。
同実行委の西村忠浩実行委員長(近畿環境保全社長)は「子どもたちのアイデアが滋賀から世界を変えることにつながるかもしれない。今後もコンクールに様々な研究成果を送ってほしいし、琵琶湖に代表される滋賀の環境を子どもたちと一緒に守り、後世に伝えていきたい」と語っている。







