文化庁・県・大津市の若手職員が意見交換
【大津】 文化庁と県、大津市の文化財や観光などに携わる若手職員らがこのほど大津市石山寺1の大本山石山寺に集い、文化観光などについて意見を交換した。
今年3月、文化庁が隣の京都府に移転したことに伴い、県との連携を進める取り組みの一環。それぞれの若手職員同士の意見交換や交流を通じて新たな文化行政施策の推進を図ることを目的に企画された。
今回は、来年放送予定のNHK大河ドラマ「光る君へ」で主人公として描かれる平安時代の女性作家・紫式部とのゆかりが深く、それ以外の時代の貴重な文化財も多く所蔵している石山寺を会場に、地元大津市の職員も交えた交流が行われた。
当日は、それぞれから約10人ずつの職員が参加。また、県からは大杉住子副知事、文化庁からは日向信和文部科学省大臣官房審議官(文化庁京都担当)、大津市からは佐藤健司大津市長、石山寺からは鷲尾龍華座主も出席した。
参加者らは、県文化スポーツ部文化財保護課から石山寺の歴史、大津市産業観光部観光振興課や大津市歴史博物館から大河ドラマ放映にあわせて予定している市の観光企画などについて説明を受けた後、石山寺の境内を見学し、最後にそれぞれの立場から今後の連携に期待できそうなことについて意見交換した。
意見交換では、文化庁職員から「たくさんある滋賀県の魅力を発信していくためにどのような取り組みをしているか」という質問に対し、県側は観光情報発信としてシガリズムなどを紹介、また、県職員から「滋賀にはたくさんの地酒があるが、今後一緒に魅力発信していくことができたら」といった希望が上がるなど積極的に意見を交わし、最後にはお互いに今後更なる交流の機会を持っていくことを確認し、期待を寄せていた。
主催者としてあいさつした大杉副知事は「県には文化施設や食文化など豊富な文化資源がある」とし、「この意見交換を契機に文化庁と連携し、県内市町とともに文化芸術の力で心豊かな活力ある滋賀を作っていきたい」と期待を語った。また、文化庁の日向審議官は「最前線で実務を担っている若手職員が集い、現場で意見を交わすことは、これからの文化芸術の振興や地域の諸課題の解決など、新たな展開への貢献につながると期待している」と述べている。







