政治資金問題・野党勢力の分断 新しい選挙区割り・新たな勢力
【全県】 昨年来、様々に噴出した与野党の課題は湖国にも少なくない影響を広げた。新しい選挙区割りでの衆議院議員選挙が実施される可能性もあり、県内各選挙区でも緊張感が高まっている。各政党県連などの衆院選への意向を取りまとめた。 (羽原仁志)
各選挙区から出馬意向を示すのは次の通り(昨年12月20日現在)。順不同。名前の次のカッコ内は年齢と政党。現は現職、新は新人。現職の次の数字は期数。自=自由民主党、共=日本共産党、維=日本維新の会、参=参政党、教=教育無償化を実現する会。
【1区(大津・高島)】 大岡敏孝氏(51・自現4)、黄野瀬明子氏(40・共新)、片岡真氏(32・参新)、斎藤アレックス氏(38・教現1)。
【2区(長浜・米原・彦根・多賀・甲良・豊郷・愛荘・近江八幡・東近江・竜王・日野】 上野賢一郎氏(58・自現5)、徳永久志氏(60・教現1)。
【3区(野洲・守山・栗東・草津・湖南・甲賀)】 武村展英氏(51・自現4)、佐藤耕平氏(41、共新)、出路真吾氏(40、維新)、北野裕子氏(37・参新)。
自民 小選挙区3人と比例区の小寺裕雄氏(63・現2)を合わせた現職4人全員当選を掲げる。県支部連合会の大岡会長は「政治資金の問題など、事実を明らかにし、どう改善するのかに答を出さないと次には進めない。県内にもしっかりと説明していく」と語る。
公明 従来同様、小選挙区では自民候補を支援する方針。党県本部の清水ひとみ代表は「滋賀県は全国の中でも自公連携がとれている」と強調する。一方、政治資金に関する問題については「説明責任を果たしてほしい」と述べる。
立民 2区と3区で候補者擁立を模索。県総支部連合会の今江政彦代表は「特に2区は議席奪還の至上命令が出ている。候補には現職・元職の県議、滋賀から出馬したいという意向の県外からの声もある。決まったところから順次発表していきたい」と意気込む。
国民 県総支部連合会の河井昭成代表は「生活者・納税者・消費者・働く者の立場のために立つ勢力という軸足をしっかりしなければならない」と力を込め、「県民のために自信を持てる候補者なら選択肢は狭めない」と語る。
維新 県総支部の河村浩史幹事長は「全選挙区に候補者擁立で調整中」とし、一部でささやかれる教育無償化を実現する会の合流については「それまで180度方針が異なった人が急に入ってきても混乱する。地方から声を上げていかなければならない」と語る。
共産 党県委員会の石黒良治委員長は「市民と野党の共闘の形で自公政権に対抗していかなければならない」と語る。県内全選挙区に候補者を擁立する方針。
社民 県連合の小坂淑子代表は「滋賀県は市民と野党の共闘を積み重ねてきたが、昨年はそれが分断されたようだった。取り戻さねばならない」と語る。衆院選へは政策を一緒に進められる候補者を支援していけるよう調整を進めている。
参政 昨年実施された統一地方選挙で大津市と守山市に市議を誕生させ、少しずつだが確実に存在感を強めている。県支部連合会の片岡会長は「1区と3区で国政に挑み、条件が合う人がいれば2区での擁立も検討したい」と述べている。
教育 当面、県連組織は設けない方針。県内では徳永氏と斎藤氏の2氏が現職衆議院議員。連合が支援に動くかにも注目が集まる。






