紛争難民女性支援NGOが支援呼びかけ
【全県】 「紛争が続くパレスチナ・ガザ地区の難民女性らを守りたい」。同地区の女性の自立支援に取り組んできた守山市の起業家・北村記世実さんがこのほど有志とともにガザ支援非政府組織(NGO)「Amal for Gaza(アマル・フォー・ガザ)」を設立した。同NGOでは同地区の難民女性らが刺しゅうづくりに戻るための支援活動と同地区での人道支援に生かすための寄付を呼びかけている。
「Amal」とはパレスチナの言葉で希望を意味する。北村さんはパレスチナの伝統的刺しゅうを扱う企業「パレスチナ・アマル」起業し、2017年からは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によるパレスチナ刺しゅうプロジェクト「Sulafa(スラーファ)」の販売を行ってきた。「Sulafa」とは高級な刺しゅうを意味する言葉でもあり、同プロジェクトでは、ガザ地区の難民女性300人が担い手となって手がけた製品が世界中から親しまれている。21年5月にパレスチナで勃発した武力衝突の際、北村さんは「戦争が収束した後に女性たちに必要なのは仕事」と、先行支援として受注販売を実施、2年間かけて難民女性たちが戦争から刺しゅう制作に立ち戻るのを支援し、現地女性らの生きがいの一つとして期待を集めていた。
しかし、今年10月、イスラエルとイスラム組織ハマスの間での紛争がぼっ発。刺しゅうを手がけていた女性たちが暮らす難民キャンプも戦禍に飲み込まれ、壊滅的な状況になっているという。
「彼女たちが刺しゅうづくりに戻れるよう、支援活動を行いたい」と考えた北村さんらは今月3日、同NGOを設立し、広く支援を呼びかける活動を開始した。14日時点で約600人が活動に賛同し、支援に協力している。
このほど県庁で記者会見を開いた北村さんは「刺しゅうづくりでつながっていた現地の女性たちと、今は安否を確認することもできない」と述べ「復旧までに何年かかるか分からない。今、自分たちにできることでガザに思いをつないでいけたら」と語った。
同NGOでは、緊急支援として単発で支援金(一口3300円から)を寄付できる以外にパートナー会員(年額継続寄付会員・秘匿1万1000円から))として継続支援も受けつけている。パートナー会員には有料オンラインイベントへの無料招待や同NGOの活動報告書の送付(毎年4月予定)、スタッフからのメッセージカードのお届けなどの特典を設けている。
支援は文末二次元コードから。また「パレスチナ・アマル」のwebサイト(https://palestine-textiles.jp/)も参照すること。








