【全県】 滋賀県立大学(彦根市八坂町)人間文化学部で平安時代の都市文化を中心に研究している京樂真帆子教授がこのほど、書籍「一時間でわかる 紫式部と近江」(サンライズ出版)を出版した。
紫式部が大津市の石山寺で「源氏物語」の着想を得たという伝説は広く知られているが、同書では京樂教授が文献や発掘調査結果を踏まえ、近江を旅した紫式部が見たであろう近江の風景を推測、さらに石山寺縁起絵巻からうかがえる当時の石山詣などを紹介しながら、「源氏物語」の作者・、紫式部と物語に多く登場する近江との関係について、分かりやすく解説している。
構成は、▽旅する紫式部▽「源氏物語」にでてくる近江▽石山寺詣をする人々▽「源氏物語」の聖地・石山寺の4章立てで、途中、紫式部が訪れただろう県内の場所や伝承が残る場所を紹介するコラムも掲載している。紫式部がなぜ「源氏物語」という大長編を執筆したのか、当時の貴族社会で盛んに行われた石山詣とはどんなものだったのかをひも解き、紫式部の目に映った近江の姿を詳述している。
出版元のサンライズ出版では「読めば必ず『紫式部集』を持って近江を歩きたくなるはずと確信する一冊」と紹介している。
同書はA5判。80ページ、フルカラー。定価2200円(税込)で発売している。







