「草津・守山・栗東・野洲の昭和」刊行
【草津・守山・栗東・野洲】 西日本各地で「昭和シリーズ」を手がけている出版社・樹林舎(愛知県名古屋市)がこのほど「写真アルバム 草津・守山・栗東・野洲の昭和」(監修・八杉淳(前草津市立草津宿街道交流館館長))を刊行した。
同出版社が各地から昭和時代の風景を募り、取材を重ねて地域のかつての風景を様々な角度から保存・記録している「昭和シリーズ」の一冊。県内では「大津市の昭和」、「近江八幡・竜王の昭和」、「甲賀の昭和」、「東近江・日野の昭和」、「長浜・米原の100年」、「彦根・愛知・犬上の100年」に続く第7弾となる。
同書は、湖南地域の新聞各紙に織り込まれた写真募集チラシに応募した人たちなど80件以上を取材し、撮影当時のエピソードを含む約600点を収録。表紙は草津市の「第1回宿場まつりと宿場おどり行列」(1969年、川那辺省吾氏撮影)、裏表紙は栗東市の「秋の休日、みんなで安養寺山へ」(1960年、伊勢村嘉博氏撮影)が用いられている。
同出版社では、「今回の取材で集まった写真を見ると、『こんなに貴重な写真が残っていたのか』と驚く一方、『この出版の機会がなかったら、永久に人目に触れないまま埋もれてしまっていたのか』という複雑な思いを、今まで以上に強く抱いた」とし、「来年2025年は『昭和100年』、昭和時代はいつになってもわれわれの拠り所ではないか」としている。
同書の主な内容は、▽カラー口絵 色彩の記憶――カラー写真でたどる郷土の昭和▽戦前という時代▽戦後復興期と発展への礎~昭和20年代から30年代へ▽昭和の学び舎に集う▽街道、国道、高速道路をゆく▽賑(にぎ)わいの町へ~草津と守山の商店街▽古き良き時代の鉄道と変わりゆく駅▽農村と湖畔の風景を巡る▽急発展する地域~開発の波と工場の進出▽変わりゆくライフスタイル▽のびゆく地域と市民の時代~昭和40年代から50年代へとなっており、その他、フォトコラムとして三上山の悠紀斎田、ホタルの町・守山、草津川旧景、暴れ野洲川を一本に、西岡写真工房と西岡伸太も収録している。
監修した八杉氏は同書のはじめにで「昭和は戦前、戦中、戦後という激動の変化をみた最も長い元号である。収録した写真はその一断面であるが、写された風景とともに当時の風俗や社会世相もうかがうことができる。(中略)限られた紙幅で、写真枚数や解説文字数に限界はあるが、それ以上のものを読み取っていただければ」と述べている。
同書はA4判上製本。280ページ。定価は9990円(税込)で草津市・守山市・栗東市・野洲市の各市内書店などで販売中。問い合わせは同出版社(TEL052―801―3144)へ。






