【東近江】 東近江創作ジュニアミュージカル2024「ギンランの花」八日市文化芸術会館公演が7、8日に行われ、23人の出演者が舞台上で高らかに歌声を響かせた。
「自然と共に生きる大切さ」をテーマにした同作では、絶滅危惧種の花「ギンラン」の植物標本を軸に物語が展開。自分探しをしている主人公のユリと地元の小学生シズクは、ギンランの植物標本を一緒に見ているときに70年前へタイムスリップし、日野町出身の植物学者・橋本忠太郎と出会う。2人はひょんなことから知ってしまった植物標本を燃やそうとする悪者を、過去で仲良くなった小学生と共に退治し、橋本先生から植物標本への思いを聞く中で、現代では失われた草花、自然の美しさを知っていく。
作中ではユリが現代でギンランと橋本先生について調査する際に、滋賀報知新聞を読み上げる一幕も。必佐小学校や綿向山、日野伝統の祭り囃子も登場し、地域色たっぷりに、未来へ伝えたい故郷や自然への思いを表現した。
7日にユリ役を務めた安井夏帆さん=東近江市田井町=は終演後、「公演が始まる前は緊張していたが、始まるとどんどん楽しくなってきてやりきれた。お客さんにもいい感想をいただけてよかった」と笑顔を浮かべた。
このミュージカルは14日、日野町町民会館わたむきホール虹(午後2時から)でも上演される。
橋本忠太郎役の南出治義さん=栗東市=は「橋本忠太郎先生は日野ゆかりの植物学者。ぜひたくさんの地元の方に見てもらい、自然について知っていただきたい」と話していた。






