滋賀銀行の仲西さん
【東近江】 特殊詐欺被害を水際で未然に防いだとして11日、滋賀銀行八日市東支店代理店店長の仲西祐二さん(57)に、東近江警察署から署長感謝状が贈られた。
7月30日、21歳の男性が現金の振り込み目的で同銀行を訪れた際に窓口対応した仲西さん。男性が手に持つ請求書には450万円が記載されていたが、詳細が不明なところと、不安な表情を浮かべる男性を見て疑問を抱き、改めて振り込み目的などを聞いた。
副業に関するネット広告バナーを見たこと、そのサポート料金の頭金として450万円振り込まなければならないことなどが語られ、さらに、請求者とのLINE(ライン)でのやり取りや、男性自身も内容を理解していない様子から詐欺を疑った。
対応の途中、男性に振り込みを催促する電話があり、男性の意向で電話を受けとった仲西さんは話を聞く中で詐欺だと確信し、すぐに電話を切って男性を説得するとともに警察に連絡。後に詐欺だとわかった。
同署によると、8月末現在、滋賀県下では今年171件、計約4億7千万円の詐欺被害が起きている一方で、金融機関など水際での被害防止も増えているという。
仲西さんに感謝状を贈った吉田隆史署長は「家族や金融機関、コンビニなどの協力もあり、今年で約400件の詐欺を未然に防げている」と話す。「携帯電話を通じてお金の話が出たら一度立ち止まり、詐欺を疑い家族や警察に相談してほしい」と改めて注意を呼びかけた。
仲西さんは「水際での防止が私たちの役割。その場に応じた声かけ、対応、気づきなどを心がけ、被害を1件でも防げるように継続して対応していきたい」と話した。







