安全で適切な対応を実践に 店舗関係者の対応と連携
【近江八幡】イオンショッピングセンター近江八幡店で12日、無差別殺傷事案を想定した対応訓練が行われた。
ことし6月、大分県のイオン日田店で発生した高齢者の来店客が刺殺される事件を受け、事件の未然防止対応ができるよう近江八幡店が近江八幡署に訓練を依頼した。
訓練は、午後1時半、1階店舗入り口から警察官扮する犯人が刃物を持って入店し、入り口近くの携帯電話販売店で大声を出し、その後、店内を徘徊しながら来店客が休息をとっている1階セントラルコートに入り、刃物を振り回しながら「店長を呼べ」と暴れ出した。
連絡を受けた警備員や店員など店舗関係者7人が現場に臨場し、犯人がセントラルコートから店舗内に移動しないようにカートで周囲を囲み、さすまたを手に犯人の行動を監視しながら来店客の安全を確保するとともに、警察に連絡。通報を受けた同署警察官2人が、9分後に駆けつけ、犯人を確保するまでの店舗側の対応方法や警察への通報等の連携を確認した。
約30分の訓練を終えて同署生活安全課係長が、訓練はおおむね良好だったと講評した上で「今日の訓練は、自分はどのように行動するかを考えていただいたことが一番の訓練だったと思います。自分自身を守るため刃物を持った犯人と安全な距離を保ち、行動していただきたい。また、さすまたは、相手に持たれないよう注意しながら活用してください」と、犯人と対峙した場合の注意点を説明した。
このあと、刃物を持つ犯人への対応について地域課係長が、刃物を持つ犯人から身を守る護身術や「無理に捕まえようとはせずに警察官が来るまで時間稼ぎをする」や「犯人を取り囲む店舗関係者の何人もが、あちこちから犯人を刺激しないように声をかけ、気をそらすようにすることも被害を防ぐ方法になる」など、万一事件が起こった場合の犯人対応の仕方を指導した。訓練に参加した店舗関係者は、2人1組になって護身術に取り組み、万一の犯人が入店した場合の対応について知識を深めた。







