東近江市、交通誘導で「一定の効果」
【東近江】 コストコ東近江倉庫店が東近江市中小路町にオープンして19日で約4週間。知名度抜群の会員制大型量販店の県内初進出は、経済効果の期待が高まる一方で、最大の懸念は周辺地域の交通渋滞だった。オープンから2―3週間は渋滞が予想されていたが、現状はどうか。
「さすがにオープン当初は渋滞がみられ、近隣の住民には迷惑をおかけしたが、現在のところ平日の渋滞はなく、1~2週目の休日もほぼないのを確認している」と、胸をなで下ろすのは同市都市整備部の担当者だ。
最長は初日8月23日の1・4キロ
以降は休日・平日で渋滞ほぼなし
コストコ東近江倉庫店は、名神高速道路・八日市インターチェンジから直進約5分の好立地。このため同市は、高速道路と国道421号線への影響抑制を重点に、主体の同店と警察、関係機関と協議して交通誘導計画を立てた。
具体的には、900台収容の駐車場が満車になり、右折待ちの車列の渋滞が名神高速や国道421号の通行に支障が予想される場合、車両の右折入場を禁止し、コストコを通過・直進させて1・4キロ地点で折り返して左折入場を促した。
同店がオープンから3日間、広域誘導で要所に配置した警備員は70~80人。あわせて市も「不測の事態」に備えて同期間中、職員延べ45人による定期巡回を周辺で行った。
結果的に、最長の交通渋滞はオープンの8月23日夕方で、車列は県道の上岸本東交差点付近までの約1・4キロ、入店待ちは約1時間だった。
以降、駐車場は埋まっているものの来店客の回転は順調で、目立って大きな渋滞はなかった。
住民が最も心配していた生活道路への影響はどうだったのか。これについては、開店1~2週目の週末、同店の警備員が30人体制で集落の農道や市道に立ち、来店車両の流入を防いだ。
このほか、路線バスの運行に支障はほぼなく、近隣の医療機関や福祉施設への大きな影響もなかった。
市は、交通誘導計画が「一定の効果があった」とし、「今後も9月の3連休が続き、年末の繁忙期になるので事前に関係機関と協議したい」としている。
一方で期待の雇用は現在300人。好調なため今後も募集が見込めるという。
また、市外、県外からの来店客が、市内で飲食や買い物を楽しんでもらう消費拡大キャンペーンを10月から実施する。(高山周治)
<<記者の目>>
コストコ周辺では今後、商業施設の新規出店が見込まれており、さらに通行量の増加が予想される。このため同市は引き続き、コストコと関係機関と連携して有効な対策を取り、事業者よし、市民よし、地域経済よしの「三方よし」を実現してほしい。







