昨年の「滋賀県観光入込客統計調査」結果(確定値)
【県】 県はこのほど2023年の「滋賀県観光入込客統計調査」の確定値を公表した。
県によると昨年は、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取り扱いが5類に移行したことに加え、コロナ禍で中止されていた祭りなどのイベントが通常開催に戻ったことや、全国旅行支援「今こそ滋賀を旅しよう!」などの需要喚起策を継続して実施したことなどで、県内の多くの観光施設、宿泊施設で前年(22年)の観光入込客数を上回った。
一方、コロナ禍前の19年の水準と比較すると9割程度の数値となった。
また、外国人観光客の観光入込客数は、円安や航空路線の運航再開などにより大幅に増加したが、19年の水準の約7割となっている。
同調査は昨年1月から12月の観光客の入込状況について、年間入込客数が1000人以上見込まれる観光地760地点を対象に、県内各市町から寄せられた報告をもとに集計された。
同調査結果によると、県全体の年間延べ観光入込客数は5032万8036人で、前年より485万7226人増加(対前年増減率プラス10・7%)、そのうち延べ宿泊客数は379万1434人で、前年より23万2646人増加(同プラス6・5%)となった。
また、外国人延べ観光入込客数は44万7329人(同プラス440・9%)と大幅に増加した。
昨年、宿泊施設以外で公表の了承があった施設のうち年間観光入込客数が多かったのは、県内の観光施設としては過去最多の400万人以上を記録した「ラ コリーナ近江八幡」(近江八幡市)が8年連続1位。その他、道の駅、公園、社寺などが多く、例年と同様の施設に人気が集まった(表参照)。
目的別では、「行祭事・イベント」が新型コロナウイル感染症にかかる行動制限が緩和されたことにより各地で再開され、対前年比プラス57・4%の増加となった。また、コロナ禍前と比較すると、「自然」と「都市型観光」を目的とする観光入込客数が増加している。
市町別では野洲市以外の全ての市町で前年と比較して増加したが、コロナ前と比較すると守山市、栗東市、野洲市、近江八幡市、米原市、甲良町で増加、それ以外の市町は減少したままだった。
県は同調査結果について、「22年がコロナ禍前の8割程度まで回復していたので、昨年はコロナ禍前と同等程度まで回復するかと見込まれたが、9割程度までの回復となった。数値は回復傾向にあるので、今年の結果はコロナ禍前と同等まで回復する可能性がある」とし、「来年は万博や国スポ・障スポなど大きなイベントが予定されているので、それに応じた観光キャンペーンを実施し、積極的に誘客を図っていく」としている。







